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ブックマーク / science.srad.jp (12)

  • 北磁極、シベリアに向かって移動中 | スラド サイエンス

    磁力線の方向が鉛直になる地点である「北磁極」は継続的に動いているが、近年その移動スピードが速くなっているそうだ(家/.)。 北磁極は北極とは異なる地点である。磁力線が「下方向に垂直に落ちる」ことから英語では「dip(落ちる) pole」とも呼ばれている。イギリスの探検家ジェイムズ・クラーク・ロスによって北磁極が発見されたのは1831年であり、当時の北磁極はブーシア半島(現カナダ北部)に位置していた。その後観測を続けたところ1990年代までは1年あたり15km程度移動していることが分かった。しかし1990年代以降は移動速度がスピードアップし、北北西方向に年間55kmのスピードで移動しているとのこと。 今後このペースで移動した場合、10年そこそこで北極点を通過しシベリアに到達すると予想されている。 北磁極の移動にはプルームテクトニクスが関わっていると近年は考えられている。より低密度のプルーム

    futoshi0417
    futoshi0417 2010/12/30
    動いているなんてこと知らなかった/北極点と磁極点が違ってるという話を聞いて、「へぇ、方位磁針もって探してみたいな!」と思ったことはあっても実行はせず...
  • NASAの火星探査機による火星の高解像度写真 | スラド サイエンス

    マーズ・リコネッサンスオービター(MRO)が得た高分解能の画像データは 圧縮していても非常に大きなデータとなるはずです。しかも全球の画像データと なると休み無く送信し続けないと探査機に搭載されているコンピュータにデータが 溢れかえってしまうでしょう 探査データは当然、約三億キロ以上の距離を隔てる地球に送られますが、 その時の通信ビットレートは6Mbpsなのだそうです。米国は火星にADSL並の ブロードバンド環境を持ち込めるからこそ可能なミッションです。 地表面を高分解能カメラで撮るだけのミッションなら、だいちや情報収集衛星火星に 飛ばすようなモノだろう。はやぶさを成功させた日だって出来るじゃないかと 思いますが、実は簡単ではありません。 我らが日のはやぶさは同じような距離を隔てた通信では、1.6メートルの パラボラアンテナを使って最大64kbps。一方火星地表面を探査するローバーは 約

  • テラヘルツ波、人体への影響は? | スラド サイエンス

    光と電波の間の領域にある「テラヘルツ波」が近年注目を集めている。テラヘルツ波は紙や木材、プラスチックや半導体などの様々な物質を透過することができ、光波の特性も持つため医療分野などのイメージング技術への応用が期待されているという。 しかしテラヘルツ波の健康への影響についてはまだ分かっていないことも多いという。テラヘルツ波の光子は化学結合を切断したり原子や分子をイオン化する程のエネルギーはないため、健康への悪影響は無いと考える向きもあるそうだ。実際の研究では遺伝物質への著しい損傷が認められるとする研究もあれば全く認められないとする研究もあり、まだ詳しく解明されていないというのが現状のようだ。家 /. の記事で紹介されている米ロスアラモス国立研究所の研究は、この問題について新たな見解を示しているという。 この研究は、ごく少量のテラヘルツ波の照射によって二鎖 DNA が解かれる場合があることを

  • 太陽黒点が消滅し、地球が小氷期入りする可能性 | スラド サイエンス

    家/.の記事(Sunspots May Be Different During This Solar Minimum)より。 アリゾナ州Tucsonにある米国立太陽観測所の研究者、Bill Livingston氏とMatt Penn氏によれば、太陽の黒点を生み出す太陽磁場が弱まりつつあるらしい。著名な太陽天文学者である二人は1992年から、太陽磁場の影響により黒点付近の鉄原子が発する電磁波の赤外線スペクトル線が分裂する現象(ゼーマン効果)を元にした観測を続けてきた。彼らのデータ(論文PDF)を時系列でプロットしてみると、今後数十年以内に太陽磁場が非常に弱まり、結果として黒点が完全に消滅する可能性も示唆される。 ちなみに、彼らがこの研究に興味を持つきっかけとなったのは1645年から1715年まで続いたマウンダー極小期と呼ばれる現象である。この時期、太陽の黒点数は通常の11年周期の変動とは別

  • 「フラクタル日よけ」、京大の研究者らが開発 | スラド サイエンス

    京大の酒井敏教授と京都府立八幡高校、積水化学が共同で「フラクタル日よけ」を開発した (毎日 jp の記事より) 。 塩化ビニールの三角形の素材を組み合わせたもので、いわゆるシェルピンスキーのギャスケットを模した形状のようだ。地表温度の測定を繰り返した結果、この形状には、屋根で完全に覆うよりも温度が下がり、冬は逆に放射冷却を防いで寒さを和らげるなど、優れた特長があることが分かったという。

  • 皆既日食の 4K 超ハイビジョン中継、大阪、京都、筑波にて。 | スラド サイエンス

    7 月 22 日の皆既日を鹿児島県の奄美大島から超高精細映像で生中継する公開実験を独立行政法人情報通信研究機構 (NiCT) と朝日放送などのグループが行う。会場は大阪、京都、筑波の 3 箇所、4 会場 (NiCT の皆既日のページ、asahi.com の記事より) 。 4K (4096×2160) の超高精細映像をプラネタリウムに投影する全天映像での公開となる (つくば会場は HD (1080p ?)) 。大阪 ABC ホール では録画されたものの上映となるが、他の会場 (大阪市立科学館、けいはんなプラザ、つくば会場) ではライブ中継。奄美大島では 22 日 10:56 前後のおよそ 2 分間が皆既となるとのこと。 各会場では定員が限られているので、参加を希望される方は 13 日必着で NiCT のけいはんな研究所に応募する必要がある。くわしくは前掲の NiCT のページにて。参加費

  • 7/22の皆既日蝕、どこで見る? | スラド サイエンス

    で見ることのできる世紀の天体ショー、7月22日の皆既日蝕まであと半年を切った。最近ITmediaのコラムを読んでそのノンキさに呆れてしまったが、気で皆既日蝕を見る気の人は、とっくに手配が済んでいることと思う。 /.Jer諸氏は、どんな計画を立てられただろうか? 皆既日蝕経験者には、これまでの“勝率”もご披露願いたい。

  • 下水の汚泥から金を抽出、売却収入は500万円 | スラド サイエンス

    長野県諏訪市の下水道処理施設で処理する汚泥に多量の金が含まれていることが分かり、この汚泥を処理した「溶融飛灰」を金属精錬会社へに売却することで 500 万円もの収益を得られたと長野県諏訪建設事務所が発表した (読売新聞の記事、長野日報の記事より) 。 この下水道処理施設は工業用下水の処理も行っており、諏訪湖周辺には半導体工場やめっき工場が集積しているために下水に多くの貴金属が含まれていたようだ。従来、この溶融飛灰は産業廃棄物として処分しており、年間 700 万円ほどの処理費用がかかっていたが、この費用を削減できるうえに収益にもなると、長野県はホクホク顔のようだ。

  • 地球温暖化は1730年代にも発生した | スラド サイエンス

    大英帝国海軍の航海日誌を調べているイギリスの研究グループによると、現在観測されているような急激な温暖化現象が1730年代の北大西洋およびヨーロッパにおいても発生していたという(The Registerの記事、Times Onlineの記事)。大英帝国の航海日誌はネルソン提督のビクトリー号やクック船長のエンデバー号といった大物から小型のフリゲート艦まで艦船ごとにまとめられており、気圧、気温、海水温、風向きと風の強さなどが記録されているため、新たな歴史的気象データのソースとして注目されているそうだ。今回の発見をしたSunderland大学のDennis Wheeler博士は、温暖化はまったく自然に発生することがあり、気温の変化を安易に二酸化炭素排出量だけに結びつけるのは間違っていると指摘している。 (追記 by O):温暖化は過去に何度も起きているが、今回のは過去のどの時期よりも深刻である事が

  • 金星植民に適した環境は高度50kmにあり | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2008年07月24日 14時49分 浮遊都市には住みたいがわざわざ金星を選ばなくても... 部門より 「火星縦断」の著者でもあるジェフリー・ランディス氏は、フローティングシティ(浮遊都市)という形での金星植民構想を提唱しています(Universe Today、家記事)。 金星の地表は高温・高圧でとても人間が住める環境ではありませんが、高度50kmでは大気圧がおよそ1bar、気温が0~50℃と、人類に比較的適した環境となっています。その上、金星の大気の主成分は二酸化炭素であり、私たちが呼吸している空気は金星の大気では浮くため、都市ごと大気中に浮かせる形を取れるのではないかとのことです。ランディス氏曰く、難題は都市の外郭を金星の雲に含まれる硫酸に耐えられるようにする点とのことです。セラミックなどは適した素材ですが、せっかくなら外がみえるように、となるとなかなか

  • 世界で「最も丸い」シリコン球体を作って1kgを定義する試み | スラド サイエンス

    普遍的な1キログラムの定義を確立するため、シリコンを材料とした限りなく完全に近い球体が作られました(NewScientist.com、製造過程動画、家記事)。 現在1キログラムは1870年代に作られた直径・高さが共に39mmの合金の円柱(国際キログラム原器)の質量によって定義されています。このように実際の物質によって定義されているのはキログラムのみで、普遍的な定義確立のために今までも様々な方法が提案されてきました。今回の試みはシリコン原子の数で1キログラムを定義としようというものです。 この球体を作るために、まず旧ソビエトで核兵器製造のために使用されていた遠心分離機で原材料が精製され、その後ドイツの法定計量の国立研究機関であるPTBにて結晶化され(この結晶化は7回目の試みで成功)、2つの塊に分けられてオーストラリア精密光学研究所(Australian Center for Precisi

  • 今度の「大人の科学」はアナログシンセサイザー | スラド サイエンス

    様々な装置を作って学べる「大人の科学マガジン」ですが、7月30日発売の特別編集版は「シンセサイザークロニクル」ということで、ふろくにはアナログシンセサイザーがつきます。 1チャンネルのみですが操作パネルの写真からLFO WAVE、LFO RARE、PITCH ENV、CUTOFF、RESONENCE ON/OFF、ATTACK、DECAYを指定できるようで、作りながらアナログシンセの仕組みや操作を学ぶには十分な構成となっています。 演奏は可変抵抗のスライドコントローラーにプローブをあてることによって行うようです(場所によって音程が変わる)。 アナログシンセの独特の音色を楽しむことはもちろん、装置を改良する楽しみもあるでしょう。たとえば、スライドコントローラーの変わりに鍵盤を接続することで正確な音程で演奏できるようにすることも出来そうですね。 同誌のサイトには、「ふろくシンセのできるまで」と

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