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![イノベーションは細部に宿る:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)
見えてる穴に落ちていたことに気づかされる一冊。 革新的なアイディアは、どこからか「ふってくる」と考えている人は、けっこういる。わたしもその一人で、アイディア出しの手法・ツールを準備すれば、あとはインスピレーションの女神が降りてくるのを待つだけと考えていた…そして、今も待ちつづけている。 あるいは、天才肌のカリスマが全く新しいアイディアで世界を変えてしまうことを、「イノベーション」だと考えている人は、かなりいる。わたしもそう思ってた、iPod の「新しさは」ジョブズだから生まれたんだと、ね。 本書を読んで、わたしの思い込みは粉砕された。もちろん、エジソンが電球を発明したわけじゃないことや、Google の最初のアイディアはYahooで却下されてたことは知っていた。が、知っていたにもかかわらず、わかっていなかった。著者はそれを、イノベーションの神話と呼ぶ。そして、 イノベーションにまつわる神話
弊誌『日経ものづくり』9月号の連載コラム「直言」のページで,キヤノン電子社長の酒巻久氏は,「『常識的じゃないよ』を打破。全員賛成の商品はヒットしない」というタイトルの下,売れる新製品を開発するにはリスクを取る勇気が必要と指摘しています。実際に「役員全員が賛成する新製品は売れないことが多い。10人中7〜8人が反対する革新的な新商品の方が大成功する確率は高い」そうです。 さらに,多くの日本企業には「美化されて事実と乖離(かいり)した経験談から生まれた『常識』という色メガネが多く」あり,この色メガネを通じて,新技術や新方式に向けた取り組みが切り捨てられることが多いと分析します。そのときの決めゼリフが「常識的じゃないよ」,というわけです。 私はこの記事を読んで四つの「意味が分からない」話を思い出しました。 まず上司(先輩)の立場に立ってください。部下(後輩)が何やら新しいことに取り組んでいます。し
この記事は、テキストと動画の組み合わせで多角的にお届けします。動画は、コバードの小林社長へのインタビューや機械の動きなどを収録した約8分間の「スペシャル番組」です。テキスト記事と併せて、ぜひ動画をご覧ください。 ※動画再生をクリックしてもご覧になれない方、またはOSがMACの方はこちらから (システム条件がWindows XP Service Pack 2 or Vista以降で、Quicktime7.2が必要です。MACの方は、Mac OS X v10.3.9とv10.4.9以降。必要に応じてインストールをお願いします。 Quicktime:windows/Mac) また、Windows VistaのInternet Explorer7でご覧になれない方は「スタート」⇒「コントロールパネル」⇒「プログラム」⇒「規定のプログラム」⇒「プログラムのアクセスとコンピュータの規定の設定」⇒「カス
2007年3月28日付け日本経済新聞の「経済教室」欄で,東京大学教授の藤本隆宏氏が,「再考イノベーション」というシリーズの一つとして,「もの造り現場発の視点で」という論文を執筆している。同氏はまず,昨今盛んなイノベーション議論は,画期的な科学技術によって新産業を興そうとするものと,未来の素晴らしい生活を描いてそこから新技術を構想するものの両極の議論に分かれるという。しかしこれらはいずれも,科学技術や新企画の「孤島群」を生む死屍累々の状況になりがちだと見る。 藤本氏は,そうした状況を打開するには,新しい知見によって生み出した新しい設計情報が,各製造工程や流通といったものづくりプロセスを通して顧客の購買行動につながる「流れ」を作ることが大切だと主張する。そしてその影の主役がその「流れ」を制御する「ものづくり現場」ではないかと言うのである。筆者も本コラムでイノベーションを達成する(=「死の谷」を
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「日本の研究開発はあまり独創性がない」といった声を聞くことがある。事実は決してそうではないのだが、かつて私自身も、日本には優れた研究者が多いのに面白い研究テーマが提案、実行されることが少ないのではないかと考えたことがある。そこで光エレクトロニクス関連の国際学会における発表論文数について、国別に比較してみた。その結果、日本からの研究発表は、応用に近い、あるいは実用化が目前の研究テーマに集中しがちなことが分かった。 世界には様々な学会があり、この例から一般的な結論を導くことはできない。それに基礎研究と同様に、応用研究にも独創性は必要である。日本では応用研究が多いからと言って、独創性が不足していると結論づけることはできない。しかし、面白味、あるいは
2004年7月14日、日経ビジネスEXPRESS(現・日経ビジネスオンライン)というサイトに『「技術オンチと技術バカ」問題の解き方』という題名のコラムを公開した。2年以上も前に書いたものだが、経営者と専門家・技術者の関わりというテーマは普遍的と考え、以下に再掲する次第である。 三菱重工業の西岡喬会長は2004年7月13日付の日本経済新聞において、「“エンジニアリングおたく”は許されない」と述べた。今年になって新聞紙上に掲載された経営トップの中で、筆者の執筆意欲を最も喚起する意見であった。 このコメントは、三菱自動車と三菱ふそうトラック・バスに関するインタビュー記事の中に出てくる。隠すという体質の改善は難しいのではないか、という質問に西岡会長は次のように答えている。 「隠すというより、三菱の技術者に『上に迷惑をかけたくない』という性格が強いのだろう。今の世の中からは遅れており、被害者の方々
この前,正月を迎えたと思ったらもう3月である。春には大学を卒業して企業の研究者や技術者になる方も多いことだろう。企業側は新入社員を迎える準備で忙しくも期待に胸を躍らせている方も多いに違いない。この2月に研究開発関連の展示会が立て続けに二つあり,筆者も大学のブースで学生の方と少しお話しする機会があった。若者の「理科離れ」が叫ばれるが「その研究はどんなインパクトを社会に与えるんですか?」などという筆者の質問にも,汗を拭き拭き一生懸命説明する若者に接して「科学技術立国日本の将来は明るいのでは」という思いも抱いた。 その二つの展示会とは,2月7日~2月9日に東京ビッグサイトで開かれた燃料電池関連展示会「FC EXPO2007」と,2月21日~23日に同じく東京ビッグサイトで開催されたナノテク関連展示会「nano tech 2007」である。 年々出展者数が増え,拡大基調にあるといわれる二つの展示会
Boing Boingでちょっと前に紹介されてた動画。Web 2.0について5分ほどの短い動画で説明している。解像度の高いバージョンをこのサイトからダウンロードすることもできる。Long TailのChris Andersonも、Lessig先生もお勧めしている。確かにTim O'Reillyが書いたWeb 2.0の記事より分かりやすい、気もするけど、どうなんだろう。 名和小太郎の新著、『イノベーション 悪意なき嘘 (双書 時代のカルテ)』を今日読み始めて、今日読み終わった。全112ページ、価格も1,115円、お手頃である。サラリーマンや大学生の通勤・通学電車の往復時間1日分で読み終えることのできる分量だろう。でも、この本の意図するところを考えると、その重みは凄まじい。ちょうど上記のYoutubeの動画を見て、筆者の主張の重要性について考え込んでしまった。そして、それは昨今流行りのWeb
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