日銀が打ち出したマイナス金利政策の影響で、銀行による金利引き下げ競争が盛り上がっている。これから住宅ローンを借りるなら、少しでも金利の低いところがいいと誰もが思うだろう。だが、わずかな金利の差ばかりに目を奪われていると、実はソンすることにもなりかねないのだ。 「35年固定型」の場合:金利は1.25%のフラット35が最も低い 住宅ローンの返済負担に大きく影響するのは金利だが、金利以外に融資手数料(以下、手数料)やローン保証料(以下、保証料)、団体信用生命保険料(以下、団信保険料)などの諸費用がかかる。手数料は金融機関または保証会社に支払う事務手数料、保証料は返済が滞った場合に備えて保証会社に支払う費用、団信保険料は借りた人が万が一死亡した場合に遺族に借金が残らないように掛ける生命保険料だ。 前回の記事でローンの種類による諸費用の違いについて触れたが、金利タイプが同じでも金融機関によって諸費用
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