「積極的にインクルーシブ知ろうと考える保護者少ない」 「聴覚障害は少なく見えにくく理解されないこと多い」 「『普通』の基準ってなに?」 障害児の就学には、様々な意見があります。特に、通常学級で障害の有無にかかわらず一緒に学ぶことについては、ネット上で否定的な声が目立つこともあり、健常児と障害児の教育を巡る考え方の溝は深いようです。「当事者にならない限り知ろうしない」という健常児の親たちの現実的な空気感、「こんなやりがいのある育児はない」と考える障害児の親の声も。「インクルーシブ教育」への向き合い方について、今回取材した人たちから改めて寄せられた意見から読み解いていきます。 「『地域に認められるまで10年』 障害児の就学で感じた『親の責任』」では、通常学級で障害児が一緒に学ぶ環境を取り上げました。 記事で取り上げた「グレーゾーン」と思われる同級生の子どもとのトラブルに悩む東京都の主婦(47)