いなたくんへ ミチオ・カク著『2100年の科学ライフ』(2012)を紹介した。本書は理論物理学者である著者が300人以上の科学者にインタービューを行い、各技術分野における2100年までの展望を、近い未来、世紀の半ば、世紀の終わりの3つの時間軸に整理した一冊。テクノロジーの未来予想としては網羅性がありおススメ。 理論物理学者が予想する21世紀の科学史(『2100年の科学ライフ』書評1/2)(希望は天上にあり,2016/6/6) 人工知能の「パターン認識」克服が早めた未来(『2100年の科学ライフ』書評2/2)(希望は天上にあり,2016/6/6) 本書の予想は上の2つの記事で概ね紹介できたんだけど、記事の題意から書けなかったことがいくつかあるので、備忘録としてここに載せておく。 1つは冨の未来について。これから技術革新の「第4の波」が起こされたとしても、その普及には長い時間がかかるというお話
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