思想に関するgabrigabriのブックマーク (15)

  • ディオゲネス入門

    1.樽の聖者 高校時代に英語の教科書で「ディオゲネス」というギリシャの哲人のことを知った。以来、この風変わりなギリシャの哲人は私の心の中に住み続けている。これまでもディオゲネスについては何度も書いているのだが、すぐにまた書いてみたくなる。それだけ好きだと言うことだろう。 ディオゲネス(BC410〜BC323))はアテネ郊外に住んでいた。樽の中に住んでいて、その樽を転がして好きな場所に移動した。樽の他に彼はこれという持ち物は何もなかった。いわばシンプルライフ、スローライフの先駆者のような存在である。 彼は「美しい人」と呼ばれた。外貌ではなく「魂において美しい人」という意味である。彼はただ樽の中に住んでいただけで、何事かを為したわけではない。天気のよい日は樽から抜け出して、河原でひなたぼっこをしていたという。 まったくの無為徒である。説教をするでもない。著作をするでもない。書物はひとつ

  • Amazon.co.jp: 構造主義 (文庫クセジュ 468): ジャンピアジェ (著), 滝沢武久 (翻訳), 佐々木明 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: 構造主義 (文庫クセジュ 468): ジャンピアジェ (著), 滝沢武久 (翻訳), 佐々木明 (翻訳): 本
  • ハイデガー「技術論」から考える新しいゲシュテル: 極東ブログ

    この間というかこの数年ハイデガー「技術論」のゲシュテル(Ge-stell)の視点から情報技術や超国家性について折に触れて考えているのだが、うまくまとまらない。そんなことを書くのはつらいし、およそ読みに耐えるものでもなかろうと思っていたのだが、なんとなく年越し前に少し書いておきたくなった。 ハイデガーの「技術論」は一九六三年に発表されたもので、その後七〇年代から八〇年代、九〇年代と、いわゆるテクノロジー来の人間という枠組みで問われてきたように思う。子細に見るなら、七〇年代はサルトル流実存主義の系譜、八〇年代にはニューアカ的な例えばデリダの背景的な後期ハイデガー論とも関係しているだろう。九〇年代には浅薄にジャーナリスティックなハイデガー論も起きたが、今となっては収束したかに見える。現在、ハイデガー「技術論」がどのように問われているのか、もはや時代に問われることはないのか、よくわからない。自

  • 西洋思想の源流から見る倫理学

    2007 年度前期試験 このページを印刷したもの、ノートのみ持込可(参考書籍は不可) 1 . 以下のテーマについて、その中から3つを選んで論じなさい。 [ 講義で私が話した事に忠実である必要はありません。小論文と思って下さって結構です。 ] (テーマ名を冒頭に書いてから解答しなさい) A . 哲学の思考方法と科学の思考方法 B . 倫理学とは何か C . ソクラテス以前の哲学者から一人を取り上げて論じなさい D . 法と倫理 E . プラトンのイデア F . アリストテレスの倫理思想 2 . ソクラテスとソフィストの違いについて論じなさい。 2006 年度前期試験 このページを印刷したもの、ノートのみ持込可(参考書籍は不可) 一問目 1 以下のテーマについて、その中から3つを選んで論じなさい。 [ 講義で私が話した事に忠実である必要はありません。小論文と思って下さって結構です。 ] (テー

  • 愛国心とかネオ・リベラリズムとか(書評) - uumin3の日記

    薬師院仁志『日とフランス 二つの民主主義 不平等か不自由か』光文社新書265(\740) 「政治について頭の中のごちゃごちゃしたところを一度はっきりさせたい」とか、「ほんとは右でも左でも主張はよくわからないしどこを応援するか考えたい」とか思っている人にお薦め。真剣にお薦めです。ばさっと明快に切っています。 まあ小気味良すぎるほど小気味よく書いているところがこのの最大の長所でもあり、もしかしたら短所でもあるかも(>強引にまとめすぎかも)しれないのですが、新書はこうでなくっちゃと思うのです。(小飼弾氏も「目からうろこ」と絶賛(笑)。ぼちぼちあちこちで評判になっていますね) たとえば愛国心や国家主義などについては、 フランスの1848年憲法は、民主主義を自由主義から解放する契機を体現している。そこには、「国家的支配からの自由=民主主義」という保守的な図式から、「民主主義=国家的支配への国民参

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  • 吉本隆明インタビュー「戦争について」 - uumin3の日記

    このインタビューは、『現代思想』1975, 4, VOL.3-4に掲載されていたものです(pp.15-29)。インタビューのお題は「歴史と宗教」。その中から興味深かった「戦争について」の項の4分の3ほどを引きます(pp.22-23)。 戦争について ――補足して伺いたいと思います。さきほどの内ゲバの問題で、身体と観念が共同性の構造においては転倒されているということを理解していないからそれがおこるのではないかと指摘されました。ところで、個人的に人を殺すのはいやであるから、戦争はいやだという論理がありますが、この論理も、同様に、共同性においては身体と観念が転倒されているということを理解していないといえますでしょうか。 言えると思いますね。もしも、人を殺すのがいやだから大量殺戮である戦争はいやだという論理で現実に戦争が消滅するなら、それは簡単な算術問題になりますよ。一プラス一は二という問題になる

    吉本隆明インタビュー「戦争について」 - uumin3の日記
  • 吉本隆明の後半生の戦いはソフト・スターリニズムとの戦いであった - finalventの日記

    ソフト・スターリニズムとは何かが以前なら感覚としてある層には共有されていた。おそらく、60年代安保から70年代安保への裂け目の感性を持つ人がいたからだ。それと、吉は関わらなかったが、ハンガリー動乱が日共的なもののの質的な解体を志向していることに気が付いた人がいたからだ。 今その感性が崩れ去ろうとしてのは、彼らが死期を迎えつつあるからか。しかし、その問いは歴史のなかに忘れ去れさられるに足る解体を遂げただろうか。 そうではないだろう。むしろ、その間隙のなかでべ平連的なものが、戦後民主化的なものと結合して※※的なものに結合して、歴史の感性を失った30代から20代の旧知的な特権に吸着される若者に見られるようになった。面白いことに、吉主義者の私に対する攻撃がこのあたりから起きてきたのはあまりに漫画的というか、俺も吉主義者なんかやってるからだよ、な。 この若者たちには60年代から70年代の間隙

    吉本隆明の後半生の戦いはソフト・スターリニズムとの戦いであった - finalventの日記
  • Butterfliesandwheels

    It seems we can’t find what you’re looking for. Perhaps searching can help.

  • 生きていくのに必要な物質でも、とても安かったり、 生きていくのにまったく不要でも、高値がつくことがあるのは、 「使用価値」と「交換価値」は違うからだ、と…

    生きていくのに必要な物質でも、とても安かったり、 生きていくのにまったく不要でも、高値がつくことがあるのは、 「使用価値」と「交換価値」は違うからだ、と アダム・スミスが国富論で、水とダイヤモンドを例に説明しています。 http://masm.jp/item/18 「水とダイヤ」の具体例はあまりに鮮やかなので、 「使用価値」と「交換価値」の説明では、たいていこの例が使われるのではないでしょうか。 上の例のように、あまりに具体例が素晴らしいので、 その分野の学問では、たいていその具体例が使われる、といったケースを教えてください。 「その学問分野」「何を説明しようとしているのか」と、 できれば「その例え話をした人」「著書」なども教えていただければ、なお良しです。 繰り返しになりますが「鮮やかな具体例」だけではダメ。 「その学問でスタンダードになっているほど鮮やかな」具体例です。

    gabrigabri
    gabrigabri 2006/02/06
    「その学問でスタンダードになっているほど鮮やかな」具体例
  • 唯物論 - Wikipedia

    この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "唯物論" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2011年5月) 唯物論(ゆいぶつろん、英: materialism[1]、独: Materialismus[2])は、観念や精神、心などの根底的なものは物質であると考え、それを重視する考え方[3]。物質主義とも言う[1][2]。「マテリアリズム(materialism)」の和訳例は主に「唯物論」と「物質主義」とがあり[1][4]、より詳細には 「(精神より物質を重んじる)物質主義,実利主義」[1] 哲学的な「唯物論[主義]」[1] とに訳し分けられている[1]。 対義語は唯心論(ス

  • Stiglitz "WHAT I LEARNED AT THE WORLD ECONOMIC CRISIS."

    世界経済危機でわたしが学んだこと。 © 2000 ジョセフ・スティグリッツ © 2001 山形浩生訳 原文:WHAT I LEARNED AT THE WORLD ECONOMIC CRISIS. (The Insider) The New Republic 2000/4/17 来週のIMF総会は、去年の秋にシアトルの WTO 総会をめちゃめちゃにしたデモ隊をそのままワシントン DC につれてくることになるだろう。連中はこう言うだろう:IMF は傲慢だ、IMF は助けるはずの途上国の言い分なんか実は聞いてない。IMF は秘密主義で、民主的なアカウンタビリティから隔離されてる、IMF の経済「療法」は事態をかえってひどくする――景気減速を不況にして不況を恐慌にする、と。 そしてその言い分には一理ある。わたしは 1996 年から去年(1999 年)の 11 月まで、世界銀行の主任エコノミストだ

    gabrigabri
    gabrigabri 2006/02/03
    ジョセフ・スティグリッツ「世界経済危機でわたしが学んだこと。」山形浩生訳
  • 「空想から科学へ」

    gabrigabri
    gabrigabri 2006/02/03
    マルクス、エンゲルス
  • 内田樹の研究室: 「すみません」の現象学

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    gabrigabri
    gabrigabri 2006/01/30
    コメント欄で身につまされる
  • 孫子の兵法 完全版

    ※このページの記述がiTunese Store内で販売されているアプリに無断利用され、無断で販売されています(著作権侵害)。現在、Apple社に連絡しております。 戦略に関しては、古今東西の最良の書が『孫子』であると思われる。クラウゼヴィッツの『戦争論』も孫子にはおよばない。ナポレオンは『孫子』を読み、実戦で生かしている。最近ではこれを「ビジネスに生かす」という観点から説かれているものもある。 当然、軍事戦略の基を外すわけにはいかない。この基を押さえずして技巧に走ったとしても、最終目標を見失い、目の前の小さな出来事に翻弄されるのが落ちであろう。 なお、『孫子』にはいくつかの版が発見されている。発見された中では最も古い形と思われる竹簡をもとに書かれたのが、浅野裕一氏の講談社現代新書版であるが、これは全文解説ではなく、一部抜けている。その部分を金谷氏の岩波文庫版で補い、日の一般書籍で手

  • 職業倫理は普遍的か (Dead Letter Blog)

    町山智浩さんのこのEntryを「ホテル・ルワンダ」を観にいく前に読んでしまいました。僕は映画は、極力事前に情報を頭に入れずに観たいというタイプなのですが、こういう切れ味のある批評を読んでしまって正直「しまったなあ」という感じです。まあそれはともかく、このEntryに対して、Mr_Rancelotさんが鋭いツッコミを入れていたのをさらに読んでの感想をば(そんなことしてる暇があったらさっさと実際に観てこい!というツッコミはご勘弁を)。 ジェイン・ジェイコブス「市場の倫理 統治の倫理」では倫理には二つの職業別タイプ、統治型(=領土に対する責任に関する)道徳と市場型(=商業とそれに関する財やサービスの生産に関する)道徳があり、それぞれは時に相矛盾するということが主張されている。 市場型の道徳とは具体的には以下。 「暴力を締め出せ」/「自発的に合意せよ」/「正直たれ」/「他人や外国人とも気やすく協力

    gabrigabri
    gabrigabri 2006/01/18
    『市場の倫理 統治の倫理』ジェイン ジェイコブズ (著)
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