企業各社にとって、人材戦略は非常に重要な課題だ。人材の育成に当たって、トップは何を思うのか。企業を担う若いITエンジニアに何を求めているのか。 豆蔵の代表取締役副社長 山岸耕二氏は、ITエンジニアにとって会社とは、「電車のようなものではないか」と例える。 「自分の行きたい場所があって、人はそこに向かう電車を選択して乗車する。エンジニアにとって会社というのは、電車と似たようなところがある。それぞれのエンジニアには、自分がこうなりたいというキャリアがあり、そこに向かっている会社を選択し、就職しているのではないか。つまり、企業側としては、少しでも多くのエンジニアに乗車してもらえるよう、より付加価値の高い方角に走るよう努力しなければならないというわけです」 山岸氏自身、ITエンジニアとしてのキャリアを磨くために複数の企業で経験を積んできた。現在はその経験に経営者としての観点が加わったのが、「会社と