JR東日本のICカード乗車券「Suica(スイカ)」とJR東海の「TOICA(トイカ)」の相互利用ができるようになってまもなく6年。だが、東海道線の熱海―函南間を乗車する場合は、いまだにスイカもトイカも使えない。両社の境界線が両駅の間にあるためで、境界をまたいだ区間のカード利用については両社とも「技術的にも運賃計算の面でも難しい」との見解で、不便な状態は今後も続く。 家族連れや帰省客の多い正月休み中の1月4日夕方、下り列車が沼津駅に到着すると、改札の精算窓口には列ができた。熱海駅以東からICカードを利用して乗り込んだ客は、自動改札機を通れないため、一端、窓口で駅員にカードに記録された入場記録を削除してもらい、運賃を現金で支払った。他の精算客もいたため、列は10人以上に延びた。 JR東海などによると、例えば熱海―沼津間、小田原―三島間を普通列車で利用する場合、両社の境界が“壁”となり、I
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