9月19日、任天堂の前社長で相談役の山内溥氏(左)が、肺炎のため死去した。85歳だった。都内で1999年9月撮影(2013年 ロイター) [東京 19日 ロイター] - 任天堂<7974.T>の前社長で相談役の山内溥氏が19日、肺炎のため死去した。85歳だった。山内氏は家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」や携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」などを世に送り出し、トランプや花札を製造していた家業を世界的なゲームメーカーに育て上げた。 1992年には、経営危機に陥った米大リーグ球団シアトル・マリナーズを買収。米国任天堂が本拠を構えるシアトルに大リーグ球団を残して市に恩返しをしたいとの思いから、個人的にオーナーとなった(現在は米国任天堂が所有)。