今年の夏ごろに、こんな記事が炎上していた。 自殺しようとする人が、最後の晩餐としてファミレスのハンバーグを選んだ。 それに対して、銀座の高級店に行くなどの選択肢もあったのに、選択肢を想像する力がなかったのだ、という主旨だった。 それは、自殺する人を批判しているのではなく、「生きてさえいればもっといいことあるのに」と言いたかったんだと思う。 当時、そのことについて私はずっと考えていた。 私も、死ぬ前に食べたいものが特にない。 いつものご飯でいい。 じゃがいもとさやえんどうのみそ汁にご飯を入れて食べたい(下品ですまない)。 タイムリーに、そのブログを読んだ一週間後、少し離れた街に住む妹夫婦が遊びにきた。 そして、義弟が運転する車で、家から車で1時間ほど離れた港町に、寿司を食べにいったのだ。 外で寿司を食べるなんて、持病にかかってから、もう何年もなかった気がする。 義弟の車はベンツなので、車の乗