急速に発達した低気圧が日本海を北上し、西日本は3日午前、「台風並み」の暴風雨に見舞われた。 午前10時現在、愛媛県伊方町で最大風速23メートル、最大瞬間風速30・3メートルを観測。関東は夕方から夜にかけてがピークで、最大風速25メートルの暴風となる見込み。気象庁は、交通機関の乱れや土砂災害、河川の増水などに警戒するよう呼び掛けている。 低気圧は、寒気と暖気の差が大きいと発達するが、日本海上空の寒気が平年よりも低い上、南からも平年より温かく湿った風が流れ込んだため、3日夜には中心気圧が970ヘクト・パスカル前後まで発達する見通し。4日にかけて予想される陸上の最大風速は、西日本23メートル、東日本28メートル、北日本25メートル。 関東地方で4日午前6時までの24時間に予想される降水量はいずれも多い所で、関東南部120ミリ、甲信100ミリ、関東北部60ミリ。 強風の影響で空の便などにも影響が出