高橋 淳一/デロイト トーマツ コンサルティング テクノロジー・メディア・テレコミュニケーションズ インダストリー シニアマネジャー スマートフォンへの受信機能の搭載など,インターネット・ラジオのユビキタス環境が整いつつある。盛り上がりの兆しを見せるグローバル市場の動向を基に,インターネット・ラジオの普及要因と,日本市場での展開に向けて求められるものについて解説する。 インターネット・ラジオ市場が拡大の兆しを見せている。多くのメディアが徐々にデジタル化していく中で,いまだに一定の人気を博しているアナログ・ラジオ。その“ラジオ”が持つメディア特性をオンラインやインターネットの特性と組み合わせることによって生み出されるシナジーは,IPTVや第3世代携帯電話(3G)のモバイル・テレビなど「モバイルとメディアの融合」に重要なヒントを与える可能性がある。 世界のアナログ・ラジオは25億台,ラジオ局は
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