【1月29日 AFP】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)が昨年新設した、投稿の削除に対する不服申し立てを審査する独立監視委員会は28日、5件の投稿削除について審査し、うち4件を無効とする判断を下した。フェイスブックの「最高裁判所」と位置付けられる同委員会が、コンテンツに関する審査・判断を行うのは今回が初めて。 削除無効とされたのは、フランスには医療戦略がないと断言した投稿、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療法はすでに存在すると主張する投稿、乳がん啓発目的で投稿された女性の乳首を撮影した写真、イスラム系少数民族ウイグル(Uyghur)人に対する中国の扱いを強く批判した投稿の計4件。 COVID-19の治療法に関する投稿は「身体的危害の(中略)差し迫ったリスク」があるとして削除されたが、独立監視委員会は、誤情報と差し迫った危害に関するフェイスブック