日本は、世界でもまれな「コケを愛(め)でる文化」を発展させてきた。中でも「わび・さび」の精神を体現した日本庭園にコケはなくてはならない存在だ。 小さくて目立たず、おまけにきれいな花も咲かないため、文字通りコケにされがちなコケ。しかし、このコケを愛でる文化を発達させた国がある。それが日本だ。この国ではなんと1000年以上前からコケの存在に意味が見いだされ、日本文化特有の美意識「わび・さび 」とも結び付けられてきた。その結果、コケは日本の文化を語る上で重要な植物となっており、なんと国歌にまで登場する。 現代の生活においても、日本ではコケは日常生活に深く入り込んでいる。ぶらりと街を歩けばコケ玉やコケインテリを見かけ、旅行雑誌を手にとれば原生的なコケの風景を楽しむツアーもある。ちょっと奮発すれば、和風料亭でコケに覆われた日本庭園を眺めながら食事もできる。近年はコケへの注目度がさらに高まり、コケを愛
現代の植物の祖先であるコケは、熱帯雨林の樹木などのように環境保護の話題の中で注目されることがほとんどなく、美化や清掃のために剥がして捨てられることもしばしばです。世界中のコケを集めてその働きを調べた研究により、コケは栄養素や炭素を保持することで生態系や地球環境を支える縁の下の力持ちであることがわかりました。 The global contribution of soil mosses to ecosystem services | Nature Geoscience https://doi.org/10.1038/s41561-023-01170-x Why mosses are vital for the health of our soil and Earth | UNSW Newsroom https://newsroom.unsw.edu.au/news/science-tech/
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く