『ハクティビズムとは何か――ハッカーと社会運動』に関して、いくつかのご意見、ご指摘をいただいております。私としては、ハクティビズムや周辺の議論の盛り上がりに本書が少しでも貢献できればと考えており、ご意見をいただき大変嬉しく思っております。 特に山根信二さん http://about.me/syamane Twitter : @shinjiyamane からはWinny事件のその後についてなど、多くの事柄について大変丁寧なご指摘をいただきました。いろいろと参考資料なども頂戴したので私の見解もはさみつつ、以下にまとめて記述させていただきます。 ■Winny事件について Winny事件は2011年末に金子氏の無罪が言い渡されて事件は終わりを迎えました。拙著では開発者の金子氏がネット上に書き込みした言葉を引用し、金子氏の政治性について言及しました。金子氏の書き込みも影響してか、Winny事件では当
Boing Boing で知ったのだが、PGP の生みの親として知られ、昨年インターネットの殿堂入りもしたフィル・ジマーマンが、Silent Circle という会社を立ち上げている。 Silent Circle が開発するのは、Android や iOS 向けのセキュアな音声通信/データ通信を実現するモバイルアプリでなるほどという感じだが、問題は月20ドルという価格設定で、果たしてそれを出して通信の秘密を確かにしたいというユーザがどれだけいるだろうか。 それではジマーマンらが Silent Circle について語る動画をどうぞ。動く彼の姿を久しぶりに見た。 Introducing Silent Circle - YouTube
Richard Stallman Was Right All Along 去年の年末頃、オバマ大統領はテロリストの容疑者を裁判や令状なしに拘束できる法に署名した。世界中で起こっている平和的なオキュパイ運動家は、権力者からテロリストだとレッテル貼りをされている。通信を監視するSOPAを成立させるような圧力もある。30年前、リチャード・ストールマンがGNUプロジェクトを立ち上げてからこのかた30年間、彼の極端な物の見方は、馬鹿げていてパラノイアじみていると嘲笑されたものだ。しかし、この2012年において、パラノイアだと思われていた予測が、現実のものになろうとしている。 ごく最近まで、リチャード・ストールマンを世間離れしたパラノイアの狂人だと一笑に付すことは簡単であった。まあ、いってみれば、奴は古臭いコンピューターヒッピーだ。地下室に引きこもって自分の世界に浸っているパソコンオタクだ。あのヒゲ、
語り継がれる名前です。 コンピューターの世界には、その歴史を作りあげた多くの偉大なハッカーがいます。コンピューターサイエンスの舵をとり、コンピューターという物を形作り、インターネットやネットワークの道を造った。それはハッカーの成せる技、彼らの存在なくして現代は有り得ないと言えるでしょう。ハッカーと一口に言っても、ハッカーにはブラックハットとホワイトハットと真逆の位置に存在する立場があります。インターネットの裏側で情報を盗み混乱を招くブラックハット・ハッカー、精通した知識を良いベクトルへと使うホワイトハット・ハッカー。しかし、どちらのハッカーもコンピューターの歴史の中で一端を背負いつづけてきたことは確かでしょう。 では、そんな歴史に名前を残すハッカー10人を紹介します。 コンラート・ツーゼ全てはここから。 何をもって世界初のコンピューターなのかというのと同様に、何をもって世界初のハッカーなの
信頼されるメディアとしてロイターは、トムソン・ロイターのニュース・メディア部門で、毎日世界各地の数十億人にリーチする世界最大級の国際マルチメディア通信社です。デスクトップ端末、世界の報道メディア、業界イベント、そしてダイレクトにビジネス、金融、国内・国際ニュースをプロフェッショナルにお届けします。
ラスベガス発--ハッカー集団のAntiSecは、あるハッカーが逮捕されたことの報復として、米国内の警察から盗んだ「これまでで最大のキャッシュ」を公開した。これには、個人情報、個人の電子メール、パスワード、トレーニング文書、情報提供者のデータ、社会保障番号、盗まれたクレジットカードの情報などが含まれている。 この盗まれたデータは「Shooting Sheriffs Saturday Release」と名付けられている。AntiSecはテキスト共有サイトPastebinに掲載した声明で、今回の目的は「全米の警察官に恥をかかせ、信用を落とし、罪を負わせる」ことだと述べている。同グループによると、盗んだデータ量は推定10Gバイトを超えるという。 また、AntiSecのメンバーの1人はTwitterで、イタリアで最大の警察協会のウェブサイトを攻撃したと述べている。
ハッカー集団Anonymousが独自のソーシャルネットワーク「Anon+」を立ち上げた。 政府や企業からの監視を受けることのない、匿名性の高いオープンソースのコミュニケーションプラットフォームを作ることが立ち上げの目的のようだ。@YourAnonNewsがTwitterにツイートを投稿し、このたびの動きを宣伝している。 ホームページでは、つづり間違いの含まれる英語でこのように目的が説明されている。 Anon+は(異常な)政府からの監視を免れることを目的としている。政府の規制下に置かれても、人々に声を届けられるようにする。人々は世界の政府から遠ざけられていて、革命というべき状況でなくても、自分の声を届けられない。彼らには意見を拡散させるためのツールが必要だ。これは政府や彼らが選んだソーシャルネットワーク/メディアからの検閲を恐れることなく利用できるものでなくてはならない。
ロンドン警視庁がまたハッカー1人を逮捕した。ネット上で「トピアリー(Topiary)」と名乗っていた18歳の男で、ハッカー集団「アノニマス(Anonymous)」と「ラルズセック(LulzSec)」の広報役を務めていたと目されている。 ここのところ米連邦捜査局(FBI)が米国のオンライン決済サービス「ペイパル(PayPal)」のサイトにサイバー攻撃を仕かけたとして14人余りを逮捕するなど、各国警察当局の取り締まりが勢いを増している。 メディアにも出演していた情報仲介役 PCeU(Police Central e-Crime Unit)と呼ばれる、英内務省とロンドン警視庁のサイバー犯罪合同捜査本部が7月27日、スコットランド北東部のシェトランド諸島で男を逮捕し、今はロンドン中心部の警察署に移送し取り調べを行うとともに、男の自宅も調べている。 PCeUは、6月にもロンドン東部に住む19歳の男を
ハッカー集団のAnonymousは米国時間7月27日、米連邦捜査局(FBI)と決済サービスのPayPalを強く非難する声明を発表した。特にPayPalについては、アカウントを解約するよう利用者に呼びかけている。 FBIは先日、PayPalをはじめとする多くの企業をターゲットに2010年12月に実施されたハッキング攻撃をめぐり、複数の容疑者を逮捕した。Anonymousは自らとLulz Securityを代表して「公式コミュニケ」を発表し、この逮捕に関してFBIを非難した。 Anonymousは「容疑者たち」が50万ドルの罰金および最高で15年の刑になるおそれがあることに異を唱え、FBIが「合唱にさらに声を加える」ことと「感染したコンピュータからなる巨大なボットネットを操る」ことを同一視して、両者を同じ罰金と刑に相当する犯罪として起訴することを批判している。 一方、PayPalについては、分
いま米国の4chanという人気サイトの管理人であるmootが日本にきている。一般のメディアではとりあげられないだろうが、これはネット社会にとっては大事件だ。 4chanとは、なんだか、日本の2ちゃんねると似た名前であるが、実際に4chanは日本の2ちゃんねると同じ匿名掲示板だ。システム的には日本にある別の匿名掲示板ふたばちゃんねるを元にしており、文字だけしか書き込めない2ちゃんねるとは違って画像も貼れるのが4chanの特徴だ。 一般には2ちゃんねるに代表されるネットの匿名文化は日本に特有のものだとされている。日本のネットコミュニティについて、これからは日本も匿名から実名へ主流が移行すると唱える人間は定期的にあらわれるのはご存じのとおりだ。それに対して日本は匿名のネットコミュニティしか流行らないという反論も必ず起こるのも見慣れた光景だ。 ところがネットの本場米国でも4chanのような匿名のネ
信頼されるメディアとしてロイターは、トムソン・ロイターのニュース・メディア部門で、毎日世界各地の数十億人にリーチする世界最大級の国際マルチメディア通信社です。デスクトップ端末、世界の報道メディア、業界イベント、そしてダイレクトにビジネス、金融、国内・国際ニュースをプロフェッショナルにお届けします。
【シリコンバレー=岡田信行】米アップルのサーバーが「アノニマス」と名のるハッカー集団のサイバー攻撃を受け、ユーザー情報とされるデータを盗まれていた疑いが浮上した。ミニブログ「ツイッター」で、同集団が3日、「アップルから盗んだ」という27のユーザー名とパスワードを公表した。アップルは攻撃の有無を含めて、一切コメントしていない。アノニマスとされるツイッターのサイトでは、「アップルも攻撃対象となりう
PlayStation Networkに関する報道によって日本でも広く知られるようになった「Anonymous」。果たして彼(女)らはいったい何を目的とした、どんな集団なのか。日本に住むAnonymousの1人に取材する機会を得た(編集部) 日本で活動するあるAnonymousの声 PlayStation Networkの事件から日本でも名前を広く知られるようになった「Anonymous」。この名がメディアで報じられるときは、ほぼ決まって「ハッカー集団」「クラッカー集団」という「枕詞」が付く。中には、「政府や主要企業などへのハッキングの第一線にいるグループ」と説明される場合もある。 だが、多くのメディアにおける「Anonymous」の報道のされ方を見ると、さまざまな事件への関与を臭わせる内容がもっぱらで、彼(彼女)たち自身の活動を主軸としたものはあまり見かけない。 【関連記事】 PlayS
大手企業サイトや政府関連サイトに一連の攻撃を仕掛けていた「Lulz Security(LulzSec)」を名乗る攻撃グループは、「恐れるべきは犯行を公表しているLulzSecではなく、公表されていない攻撃だ」とする声明を発表した。テキスト情報の共有サービス「Pastebin.com」で米国時間2011年6月17日に公開されたLulzSecの声明文では、米公共放送サービス(PBS)、ソニー、米F
ハッカーグループのAnonymousとLulzSecが、銀行や政府機関など、名の通った組織をターゲットとする攻撃作戦で協力することを表明し、また、機密情報の窃取と漏えいを人々に促す声明を発表した。 「AntiSec」と呼ぶ両グループの活動は、6月20日に最初の標的を定めたようだ。この日、組織犯罪を取り締まる英国の公共機関Serious Organised Crime Agency(SOCA)のウェブサイトがダウンした。LulzSecは同キャンペーンを表明する声明を公開した後、Twitterへの投稿で「#AntiSecの名のもと、標的--http://t.co/JhcjgO9--は落ちた」と発言した。SOCAのサイトは朝方ダウンしたが、昼頃には復旧した。 LulzSecは、声明で次のように述べている。「最優先課題は、保存されている電子メールや書類など、政府の機密情報を窃取し漏えいさせることだ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く