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須川亜紀子 著 発売日:2013.04.24 定価:4,180円 サイズ:A5判 ISBNコード:978-4-7571-4309-8 品切れ この本の内容 「魔法少女」アニメを女性性やジェンダーイメージからとらえ、女の子たちがどのように理解し、共鳴し、消費し、利用してきたのか、社会文化的文脈をふまえた詳細な作品分析と視聴者へのインタビューから明らかにする。 まえがき 第一章 ガールヒーローとしての「魔法少女」研究――本書の目的と構成 第二章 「少女」と魔法と〈フェミニズム〉――「少女」文化における魔女 1.日本の「少女」文化――「少女」文化、カワイイ、そしてガール・パワー 2.「少女」がまとう「カワイイ」の鎧 3.1960年代から2000年代までの日本の「フェミニズム」の流れ 4.魔女と魔法――少女の魔力の表象の歴史とポリティクス 5.日本における西洋の魔女と魔法の表象 第三章 女の子向け
魔法使いの心友 1 (マーガレットコミックス) 香魚子 柚木 麻子 集英社 2012-09-25 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools ジャケ買いで「これは!」と思って手にした作品なんですが、「魔女っ子もの」(魔法少女ものじゃなくて、人間界に魔女の女の子がやってくる「落ちもの」形式のもの)が好きな人にはオススメできる少女漫画でした。 身辺雑感/脳をとろ火で煮詰める日記: 少女は親友キャラに生まれるのではない、親友キャラになるのだ。『魔法使いの心友』(1) ちなみに原作担当の柚木さんによると、「サリーちゃんのよっちゃんにスポットをあてたい」という気持ちから生まれた作品だとのこと。 「魔女っ子」役のヒロインが憧れの存在として描かれるのも、サリーちゃんのイメージだとすると納得ですね。 別マの魔法少女漫画『魔法使いの心友』があまりに美人揃いな件。女性キャラレベル高
もう、タイトルだけで言いたいことの99%が完結しているようなエントリなんですが、ちょっくら魔法少女アニメに関するアレやコレやでエントリを更新です! ■タイトルに"マジカル"って付くアニメは…タイトルに「マジカル」って付くアニメって、変な作品が多いと思うんですよ。例えば… 「マジカルかなん」でしょ… 「錬金3級 まじかる?ぽか〜ん」に… 「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」! あと、「School Days」スピンオフの「マジカルハートこころちゃん」ね! う〜ん…こうやって見てみると、「マジカル」を謳っておきながら、王道の魔法少女アニメのパロディーだったり、メタだったりな内容のアニメが多い印象です。「まじぽか」は、そもそも魔法少女アニメですらないですけど。 「魔法少女アニメの王道」ってのがそもそも何なのかよく分からないし、どこに"王道"を置くのかってのも人それぞれなんでしょうが、それにして
去年は『ジュエルペット てぃんくる☆』という素晴らしいアニメとの出会いもあり、少女向けの魔法少女(変身ヒロイン)アニメや、児童向けのファンタジーについて沢山調べていた年でした。 宣伝になりますが、同人誌の『アニメルカ Vol.4』や『ユリイカ』誌上などで、変身ヒロインアニメについてジックリ語る機会もいただいたのも去年の話です。 アニメルカ公式ブログ 『アニメルカ vol.4』(特集:岡田麿里とアニメの物語論) 目次 ユリイカ2011年11月臨時増刊号 総特集=魔法少女まどか☆マギカ 魔法少女に花束を 悠木 碧 斎藤 千和 虚淵 玄 田中 ロミオ 青土社 2011-10-20 売り上げランキング : 6993 Amazonで詳しく見る by G-Tools その際、人に薦められて全話視聴したのが『プリンセスチュチュ』というアニメです。 2002年の佐藤順一監督作品で、現在はDVDが生産停止
日記 いまさらだけど、「魔法少女まどか☆マギカ」にいらいらしていた理由がわかったので書く。わたしは、友だちの死や理不尽な暴力によって死んだ人への悲しみと敵への怒りで魔法の力がものすごく高まり、敵を倒すというアニメを見て育った。よく覚えているのは初代セーラームーンで、最終決戦に次々と倒れていくセーラー戦士たち。そして、最後にそのセーラー戦士たちへの思いと絆で敵を倒すというもの。また、ドラゴンボールなどでは、仲間のことを馬鹿にされて怒り狂い魔法の力(スーパーサイヤ人になる)が爆発的に高まり、敵を倒すというもの。まどまぎですごく不愉快だったのは、火事場の馬鹿力を発揮させる感情がQBに搾取されているというところだったと思う。 魔法の力と感情 本来、魔法の力とは、感情とはまったく関係ないものだ。魔法には魔法の理があり、その理にのっとって術を行ったときに発動する。わたしが、セーラームーン以前に親しんで
第2回「空っぽの器、虚ろな傀儡」 大久保 清朗 魔法少女たちはどこからやってくるのか。どこに行けば会えるのか。 『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本家である虚淵玄は、インタビューで「魔法少女」は、あくまで表層であると明言している。これまでの「魔法少女」に新たな解釈を与えたのではないかという聞き手に対して「そもそも『魔法少女モノ』の皮を被った全然別物の物語、という意識で脚本を書いたので、シナリオライターの立場としては、根源的には魔法少女モノではないと思っています」*1と答えている。また別のインタビューで、「人が死ぬ魔法少女」が与えられた構想であったとも述べている。「魔法少女の上っ面の可愛さをただの偽装として、そのギャップを仕込む嫌な話がいいなと思ったんですよ。それを餌にして、人を釣った上で現実を見せていくホラー」*2。「魔法少女」をタイトルに冠することを主張したのは監督の新房昭之だとされているが
論文のHTML化にあたっては、いくつか制限がありました。例えば、フランス語のアクサン・テギュやアクサン・グラーヴのような記号付き文字は表記できないので単なるアルファベットになっています。またローマ数字も機種依存文字となるので、通常の半角数字を用いました。このような点をご了解の上、当ページをご覧ください。 はじめに 第一章 教会の民衆教化にみられる魔女的要素と性 第二章 迫害を受けた人々、いわゆる異端の魔女的要素と性 異端に対する迫害 14世紀における、新たな迫害 15世紀前半の諸裁判にみられる事例から 15世紀前半まででいえること 第三章 『魔女の槌』Malleus Maleficarum による、魔女=女性イメージの確立 インノケンティウス8世 Innocentius 8 の教書 『魔女の槌』 『魔女の槌』による、魔女=女性イメージの確立 マリア崇拝 妖術に対する教会の見解の変化 『魔女
第1回「秘やかで孤独な祭典のために」 大久保 清朗 (C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS少女が曠野を歩いていく。最後になるかもしれない死闘のために、風に抗い、たったひとりで。 目前に魔物が立ちはだかる。白い屍衣を待った巨大な死神たちだ。それでも少女は立ち止まることはない。彼女の背中に黒き怨念の影が広がる。翼のようにも見えるが、この世界のすべてが彼女の小さな双肩にのしかかっているようにも見える。そのとき、暁美ほむらの耳許で囁きが聞える。まぎれもない。それは親友鹿目まどかの声だ。ほむらは、かすかな微笑みとともに飛び立つ。文字どおり黒い火焔となって。 『魔法少女まどか☆マギカ』は――冒頭が映写機の輪転音とともに始まったように――カタカタと音をたてていた輪転が途絶えて終わる。かつて『仮面/ペルソナ』で、イングマール・ベルイマンもこの古風な機械音
魔法少女アニメ→アイドルアニメ→コーデ系アニメへの変化で女児文化を考える - ピアノ・ファイア ↑の記事でも触れたとおり、今月上旬は「魔法少女アニメの歴史」に関する長めの原稿を執筆していました。 その原稿がどこに載るかはまた発表できるようになりしだい報告しますが、今回もまた、その原稿からのこぼれ話です。 『ひみつのアッコちゃん』の原作は「奥さまは魔女ブーム」以前から 奥さまは魔女 コンプリート・ボックス(54枚組) [DVD] ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-12-05 売り上げランキング : 41423 Amazonで詳しく見る by G-Tools 『魔法使いサリー』まで遡る「魔法少女アニメ」の歴史を調べていてわかるのは、海外ドラマ『奥さまは魔女』の影響です。 1966年の日本で吹替版が放送され、大人気を博すのですが、機を見るに敏、と素早く反応したのが横山光輝。 『奥
きのう告知した漫画論とは別に、アニメに関する長めの原稿も書いていたのですが。 その作業(下調べ)の過程で考えていたこと、を書いてみたいと思います。 いや、キッズアニメについて調べるほどに「アニメについて語るには児童文化にも詳しくならないとダメだな」と痛感することしきりでした。 まず調査の前提として、ぼくが「昔の魔法少女は大人に変身する願望を描いていたが、いつからか魔法少女っぽいコスチュームに変身するだけに変わった」という指摘をしていたことから始まります。参考は以下のTogetter。 Togetter - 「「オトナになりたくて変身する魔法少女」から「魔法少女に変身する魔法少女」へ」 Togetter - 「「オトナになりたくて変身する魔法少女」〜の事後まとめ」 その変化の理由の一端として、「アイドルが大人の仕事だった時代と違い、チャイドルの登場以降は子供のままでもアイドルになる夢が叶うよ
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