こちらの続き こんな状況を考える 夕闇迫るある日、「泥棒!」という叫び声とともに走り去る後姿が そこは、ある小学校の前の道だった 小学校には下校しようとしていた複数の小学生がいた 目撃者情報を募ったところ 走り去ったのは男だった、という意見が6人、女だったという意見が4人、だったと言う さて、容疑者が男女取り混ぜて何人かが挙がったところで、この小学生の目撃情報はどのように使うのか 容疑者の性別に照らして、容疑者を真犯人とみなす尤度はどのように上げ下げすればよいのだろうか? 同じ状況で、男だったという意見が600人、女だったという意見が400人だったら、どうなるのだろう そもそも、6:4と600:400では、どちらが、性別を確定的にしてくれる情報なのだろうか? 600:400の場合、「男と言う答が得られる確率の最尤推定値は0.6で、その信頼区間は極めて狭い」ということになるのだが、それは、「