三陽工業(兵庫県明石市、井上直之社長)のダイバーシティー(多様性)は「やったことがないことをやってみよう」の企業理念を体現している。雇用実績がなくても、業務とマッチングすれば、年齢... マイクリップ登録する
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2013年05月28日 07:19 カテゴリサイエンス最前線〜医薬 iPS細胞の新たな作り方・・・なんて興味ある? Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 京都大学、山中伸弥教授が世界に先駆けて発明し、ノーベル生理学医学賞を受賞するきっかけとなったiPS(人工多能性幹)細胞は、その作製に山中因子(後述)と呼ばれる4つ(もしくは3つ)の遺伝子を導入すれば十分とされていました。しかし、米・ピッツバーグ大学医学部のSukhbir Kaur氏らは、Nature誌の姉妹誌であるScientific Reports誌の中で、CD47と呼ばれる、たったひとつの遺伝子が失われるだけで、山中4因子の発現が自発的に誘導され、iPS細胞と酷似した細胞ができることを、4月17日付で報告(2013; 3: 1-12)しています(購読無料)。iPS細胞は
近藤孝之 医学研究科大学院生(iPS細胞研究所(CiRA)リサーチアシスタント/科学技術振興機構(JST) CREST)、井上治久 CiRA准教授、岩田修永 長崎大学教授の研究グループは、山中伸弥 CiRA教授らの研究グループと協力し、複数のアルツハイマー病(AD)の患者さんごとに存在する病態を明らかにして、iPS細胞を用いた先制医療への道筋を示しました。 本研究成果は、2013年2月21日(米国東部時間)に米国科学誌「Cell Stem Cell」のオンライン版で公開されました。 要旨 本研究グループは、若年性(家族性)ADの原因遺伝子であるアミロイド前駆体タンパク質(APP)に遺伝子変異をもつ患者さんと、家族歴のない高齢発症(孤発性)ADの患者さんの皮膚からiPS細胞を作製し、大脳の神経系細胞に分化誘導させました。解析の結果、APP-E693Δと呼ばれる変異があると、アミロイドベータ
2013年1月23日 前伸一 氏(iPS細胞研究所(CiRA)・日本学術振興会特別研究員)、長船健二 CiRA准教授(科学技術振興機構(JST)さきがけ、JST山中iPS細胞特別プロジェクト)らの研究グループは、ヒトiPS細胞を分化誘導させ、腎臓や生殖腺などの元となる中間中胚葉へと高効率に分化させることに成功しました。腎臓再生に向けた大きな一歩を踏み出したといえます。 腎臓の細胞のほとんどは中間中胚葉から分化するため、腎臓再生に向けて、まずヒトiPS/ES細胞から中間中胚葉へと高効率に分化させる技術の開発が必要です。研究グループはヒトのiPS/ES細胞で効率良く遺伝子の相同組み換えを起こさせる技術を確立し、ヒトiPS細胞で中間中胚葉の分化マーカー遺伝子(Odd-skipped related 1: OSR1)に緑色蛍光タンパク質(GFP)を導入することに成功しました。この細胞を用いて、iP
このたび、物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス、中辻憲夫拠点長)とニプロ株式会社(佐野嘉彦社長、大阪市北区)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究プロジェクト「ヒト幹細胞実用化に向けた評価基盤技術開発」のうち、中辻拠点長が率いるチームでの共同研究成果を活用して、胚性幹(ES)細胞・人工多能性幹(iPS)細胞などを安全かつ効率的に生産できる自動培養装置のプロトタイプを開発しました。 本プロトタイプでは、一般的なシャーレではなく、接着細胞を培養できるよう表面処理を施した培養バッグを使用します。培養バッグを用いることにより閉鎖系での培養・送液が可能となることから、培養操作中の汚染のリスクを軽減できます。また培養バッグでは一度に大量の細胞を効率的に調製できるため、自動培養装置を小型化・軽量化することに成功しました。これにより一度に10cmシャーレ75枚分
京都大と医療機器製造販売「ニプロ」(大阪市)は、様々な細胞に変化できるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を大量生産できる自動培養装置を開発したと発表した。 2週間で数億個と、従来法の約10倍生産できるという。 京大によると、従来は、ふた付きの容器の中でiPS細胞を培養。培養液の交換を手作業で行うほか、増殖させたiPS細胞を使いやすい大きさに分ける工程にも手間がかかった。 開発した装置は、樹脂製の袋状容器にiPS細胞を入れ、専用の培養装置にセット。培養液の交換や細胞を分ける作業は自動化されており、2週間後には容器一つあたり数千万個のiPS細胞ができる。装置には6個の容器をセットできるという。また、培養液交換時にウイルスなどが混入する危険も回避できるとしている。同社は1台2000万~3000万円で受注生産する。
このたび、中辻憲夫 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)拠点長、上杉志成 同教授、饗庭一博 同講師、南一成 同研究員らは、山本拓也 iPS細胞研究所(CiRA)助教・iCeMS京都フェロー、株式会社リプロセル等と共同で、ヒト胚性幹(ES)細胞・人工多能性幹(iPS)細胞から心筋細胞に効率的に分化を促進させる新しい小分子化合物を発見しました。これまでにも既知の化合物やタンパク質を用いた心筋分化誘導法がいくつか開発されていますが、心筋分化効率や成熟度の低さや、培養液中に含まれる動物由来成分からの感染リスクの懸念、さらに高価な細胞増殖因子の利用によるコスト高など、ヒト多能性幹細胞から分化させた心筋細胞を実際に医療へ利用するための課題がありました。 本研究は新しい小分子化合物を用いることで、高価な増殖因子やウシ血清等の動物由来成分を使用しない、高効率な心筋分化誘導法を世界で初めて開
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)は26日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った目の病気治療の臨床研究について、理研に設置されている倫理委員会への申請を済ませたことを明らかにした。倫理的な問題や安全性などの審査を第三者が行い、実施の可否を判断する。来年にも実施を計画しており、実現すれば、iPS細胞を使った国内初の臨床研究となる。 臨床研究は、サルでの動物実験をした同センターの高橋政代プロジェクトリーダーらが計画している。視野がゆがみ、悪化すると失明につながる病気「加齢黄斑変性」の患者に、自身の皮膚細胞で作製したiPS細胞で作った網膜色素上皮細胞をシート状にして移植する。5〜10人を対象に、治療法の安全性や効果を調べる。 倫理委への申請は、移植手術を実施する先端医療センター病院にも行う。他に、症状が悪化した際の救急診療や、移植後の患者の経過観察などを担う神戸市立医療センタ
体のあらゆる組織や臓器になるとされるヒトのiPS細胞から、精子や卵子の元となる細胞を作り出すことに、慶応大学の研究グループが成功しました。 慶応大学の岡野栄之教授らのグループは、文部科学省に届け出るなどして、ヒトの皮膚から作成したiPS細胞をもとに精子や卵子を作る研究を進めています。 この中で、iPS細胞が精子や卵子の元になる「始原生殖細胞」という細胞に変化して特徴的な遺伝子が現れると緑色に光るよう加工し、特殊な化合物を加えて培養しました。 その結果、遺伝子の働き方から、5日後に始原生殖細胞になっていることを確認したということです。 ヒトのiPS細胞から始原生殖細胞が作られたのは、国内では初めてです。 始原生殖細胞を巡っては、京都大学のグループがマウスの実験で、精巣や卵巣に移植して精子や卵子に変化させ、それぞれ子どものマウスを誕生させることに成功しています。 始原生殖細胞について
2012/9/189:0 疾患特異的iPS細胞がもたらす「認識の変革」 八代嘉美 9月9日、ロンドン・パラリンピックが閉幕した。史上最多のメダル数ということで、日本でもたいそう盛り上がったオリンピックの余韻か障害者スポーツへの関心の高まりか、これまでよりスポーツニュースなどでも報道される機会が多かったように思う。8月29日の開会式には車椅子の物理学者として名高い、英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士が登場し、スピーチを行った。 博士は「パラリンピックは、われわれの世界に対する認識を変革させることにつながる」と語り、さらに「人は皆違い、基準や普通の人間などというものはないが、人としての魂は同じように持っている」と選手たちにエールを送った。博士のスピーチの約1月前、疾患研究の世界においても、ひとつの「変革」があった。それは、ホーキング博士自身の疾患、筋萎縮性席索硬化症(ALS)にまつわる
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
このたび、梶原正俊 iPS細胞研究所 特任研究員、山中伸弥 同教授、青井貴之 同教授らによる研究成果が米国科学アカデミー紀要(オンライン版)に掲載されました。 要旨 ヒトiPS細胞から作製した肝細胞は、細胞移植治療や医薬品の毒性評価などへの利用が期待されていますが、iPS細胞から成熟した肝細胞へと分化させる技術は確立されていません。これまで、肝細胞への分化という観点からのヒトiPS細胞株間の差異についてはほとんど注目されていませんでした。今回の研究で、梶原研究員らはヒトiPS細胞を肝細胞へと分化させる手法を改良し、血液や皮膚など様々な体細胞から三つの方法(レトロウイルス、センダイウイルスあるいはエピソーマルプラスミド)で樹立した28種のヒトiPS細胞を肝細胞へと分化させました。 これらの細胞を比較したところ、肝細胞への分化特性のバラつきはiPS細胞を樹立する方法ではなく、由来細胞の種類に
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科学Cell - Generation of Chimeric Rhesus Monkeys Cell論文。アメリカのチームだけど1stは日本人だ。 アカゲザルで凝集キメラ。受精卵から2回分裂した4細胞期の細胞をバラして混ぜる方法です。結果、三匹のキメラサルが生まれました。その名はRokuとHex。日本語とギリシャ語の6。キメラ1匹に6つの胚を使っているからですね。そしてChimero。キメ郎? キメラについて細胞の多能性(巷で万能細胞とか言われているやつの"万能")というのを考えた場合、まず受精卵は発生すると一個体になれるので多能性を持っています(特にこの場合は全能性という)。発生が進んで二分裂した細胞の場合はどうでしょう。一卵性双生児の例があるように、それぞれの細胞が受精卵のときと同じように発生します。4細胞期でもそれぞれが独立して発生できたと思います。8ではもう一個ずつとしては発生で
印刷 iPS細胞バンクのイメージ 京都大の山中伸弥教授は19日、再生医療用につくったさまざまな人工多能性幹細胞(iPS細胞)を保管し、必要な患者に提供する「iPS細胞バンク」を来年度に始める方針を明らかにした。朝日新聞などのインタビューで答えた。まずは一般の人からiPS細胞のもとになる皮膚の提供を受け、2013年度にもiPS細胞の提供を始めるという。 iPS細胞はさまざまな組織の細胞に変えることができるが、作製には時間がかかる。そこで、献血のように、健康な人から提供された皮膚からiPS細胞をつくって増やし、冷凍して保管しておく。事故で脊椎(せきつい)を損傷し、緊急な移植が必要な患者にも素早く対応できるよう、あらかじめ準備しておくという構想だ。 現在、皮膚の提供者の募り方などを厚生労働省などと詰めているという。山中教授は「来年は非常に重要な1年。臨床研究に向けてバンクを軌道に乗せたい」
医薬基盤研究所(大阪府茨木市)とバイオベンチャー「リプロセル」(横浜市)は15日、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作成した肝臓細胞の製品化に成功したと発表した。12年春から販売する予定。心筋細胞と神経細胞はすでに商品化しているが、肝臓細胞は初めて。 リプロセルなどによると、体内に入った薬物は大半が肝臓で分解される。そのため製薬会社は新薬を作る際、臓器移植用に取られた肝臓から作った肝臓細胞を使い、新薬の効果や毒性を調べている。しかし、肝臓細胞は高価で、供給が不安定な欠点があるという。 今回作成した肝臓細胞は、ヒトiPS細胞を培養し、肝臓細胞に分化させる過程で入れる遺伝子のタイミングを工夫することで、効率良く作ることに成功、製品化が可能になった。500万~1000万個の細胞を20万~30万円で、製薬会社などに販売する予定という。【日野行介】
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