GoogleがOpenSSLをフォークし、「BoringSSL」として公開した(ImperialVioletブログの記事、 Ars Technicaの記事、 本家/.)。 Googleは何年もの間、OpenSSLに数多くのパッチを当てて使用していたという。一部のパッチはOpenSSLのメインリポジトリに取り込まれたが、大半はAPIやABIの安定性の問題があるなどの理由で取り込まれていなかった。AndroidやChromeなどの製品はパッチの一部を必要とするが、パッチは70以上もあるために作業が複雑になっていたそうだ。そのため、OpenSSLをフォークして、OpenSSL側の変更をインポートする方式に変更したとしている。BoringSSLは近いうちにChromiumのリポジトリに追加される予定で、いずれAndroidや内部的にも使われるようになる。ただし、BoringSSLではAPIやABI
不正アクセスによりユーザー情報が流出、そのためサイトを一時閉鎖していた通販サイトビックカメラ.comが、サービスを再開した。しかし、アカウントを登録していたユーザーに対しては安全性確保のためパスワードのリセットが行われ、新パスワードがメールで送られてきたのだが、そのパスワードでログインした後にパスワードの変更が行えないという、常識では考えられない運用になっている。 会員メニューによると、 下記の個人情報表示に制限を設けています。 段階的に、制限の解除を行っていく予定になっております。(現時点では未定です) ご不便をおかけしますが、ご了承くださいませ。 万一、情報の変更が必要の場合、当社サポートセンターにご相談をよろしくお願いします。 [制限事項] 「登録内容の変更」:ご利用いただけません。 「パスワードの変更」:ご利用いただけません。 「住所録」:ニックネームのみの表示/変更・削除不可(追
「JavaScriptを使わずにWebブラウザの閲覧履歴を盗む」や「楽天・ドリコムの行動ターゲッティング広告、HTML/CSS仕様の不備を突いて訪問先サイトを調査」などで過去話題に上った「HTML/CSS仕様の不備」について、Mozilla が対策を行う方針で検討を進めるようだ (Mozilla Japan ブログ記事、Mozilla Security Blog の記事、Mozilla Developer Street (modest) の記事) 。 問題となっている「HTML/CSS仕様の不備」というのは、「すでに訪問済みのリンクを別の色で表示する」というもの。これは長らく使われてきた仕様であり、ユーザビリティの向上にも役立っている。しかし、たとえばページ内に大量の隠しリンクを埋め込み JavaScript でその表示状態をチェックする、といった手法を用いることで、URL に対し訪問の有
ついにコーヒーメーカーの脆弱性が発覚した。 Jura-Capresso社から発売されているF90型コーヒーメーカーには別売りのインターネット接続キットがあり、インターネット経由でPCからお好みのコーヒー設定などが行える。しかし、この接続キットには脆弱性があり、外部からの不正アクセスによってコーヒーの濃さや水量設定を変更したり、互換性の無いパラメータを設定することで故障させることも出来るという。 ここまでならまだ笑い話で済むが、この脆弱性を利用してユーザのWindows XPシステムへアクセスすることも可能とのこと。現在のところパッチは無い(本家/.記事より)。 コーヒーメーカーの操作は、台所まで行って自分でやるのが安全のようです。 どうも、このコーヒーメーカーのインターネット接続キットは、PCと接続して使用するものだそうで、そのためにWindows XPシステムへのアクセスまで可能になって
ITProの記事によると、ネットワーク・プリンタに許可なく印刷できる攻撃手法、Cross Site Scriptingならぬ「Cross Site Printing」が発見された(ha.ckers.orgのブログ記事、発見者による説明資料[PDF])。 Cross Site Printingで細工されたウェブサイトにアクセスすると,そのパソコンを接続しているローカル・ネットワーク内のプリンタ(多くの場合ポート9100を開けて待機している)に印刷ジョブが送られ,ユーザが意図しない印刷が行われる。公開された資料を見ると、攻撃にはJavaScriptを仕込むだけで良く、単に印刷する以外にPostScriptの実行やFAX送信も出来るようだ。発見者のセキュリティ専門家Aaron Weaver氏は,今後プリンタがスパムの送信手段として悪用されるのを懸念しているとのこと。
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