雑誌『映画秘宝』の中で「ボンクラと云う『甘え』」が蔓延るようになった原因について、少し考えてみます。 デルモンテ平山が、レンタルビデオ屋全盛期に某誌からレンタル専用作品を視聴して短文レビューを書くように依頼されたはいいものの、どれも余りに駄作ばかりだったものだから、平山が苦し紛れに適当な文章を書き散らしたところ予想外の反響を一部で呼び、その反応を見た町山智浩が「これらを一気読み出来るようにすれば受けるぞ!」とまとめて掲載したのが、他ならぬムック時代の『映画秘宝』でした。 似たような例として、中原昌也とかが適当な事を言ったのが切っ掛けで注目を集めた作品があって、実際に観たら「聞いた話とだいぶ違うぞ!」と言いつつも、それなりに『映画秘宝』ファンは楽しんだりもしていました。 他にも、アルバトロスの叶井俊太郎が、適当な直感で買い付けたら予想外にヒットしたのが仏映画『アメリ』だったなんて裏話も『映画