巨人軍に葬られた男たち『巨人軍に葬られた男たち』 おすすめ度：★★★★★ ジャンル：スポーツノンフィクション 発行所：新潮社（新潮OH！文庫） 著 者：織田 淳太郎 発 行：２０００年１０月 備 考：「巨人軍に葬られた男」風媒社（１９９７年６月）を改題・加筆。 表題から想像したのは、よくあるアンチ巨人ネタだろうと思いましたが全く違いました。 本書は２つの「陰」について書かれてあります。 「あるドラフト一位投手の死」として『湯口事件』、「スーパースターの涙」として『王解任劇』についてです。 自分は湯口事件を全く知りません。でも、事件の真実に、そして人間にせまる内容、その豊富な取材量、そして 当時をとりまく人物にも焦点をあてた話がふんだんに挿入されていて、自分をその時代に連れて行ってくれました。 湯口事件。昭和４５年１１月、岐阜短大付から巨人にドラフト一位で指名された湯口敏彦は同４８年３月に亡くなりました。 突然死
