「意匠法の見直しに、委員として関わってくれませんか」 特許庁の山田さんから声をかけられた時、「私が?意匠法?」とびっくりしたのをよく覚えています。法の見直しなんて、自分にはちっとも関係ないと思っていたから。 「法律には明るくないので…」とお断りしたところ、山田さんは言いました。「意匠法という、デザインに関わる法律をどうするかの議論です。ポイントになるのは、デジタルのインターフェースデザインをどう捉えるか。法律の専門家としてではなく、デザインを生業としている人にちゃんと関わってもらいたいのです」。 確かに‥。言われてみればその通りなのですが‥。専門的な議論についていけるのか、自分がどう貢献できるのか、大きな不安を抱えつつ、委員を受けることにしました。それが3年前のこと。それから審議を重ね、2015年末に委員会の承認も受け、今春から新しい審査基準が適用されることになります。 毎回の資料の読み込
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