モンゴルの民族楽器「馬頭琴(ばとうきん)」の国際コンクールで昨春、並み居るモンゴル人奏者らを抑えて優勝した日本人がいる。その堀川万泰(まひろ)さん(18)=埼玉県和光市=が今月、東京都三鷹市で快挙から初となる本格的なコンサートに臨む。堀川さんは「モンゴルの大地や風など、楽器の根底にあるものを感じさせるような演奏ができれば」と意気込んでいる。 (林朋実) 堀川さんは昨年四、五月、モンゴルの首都ウランバートルで国際馬頭琴フェスティバルの一環として開かれたアマチュアコンクールに初出場した。「自分の演奏を覚えていないくらいに緊張した」と振り返るが、モンゴルのほかフランス、ドイツ、ロシアなどの出場者百人余りが腕を競う中、確かなテクニックと豊かな表現力が評価され、栄冠を勝ち取った。コンクールは四年に一回開かれ、二〇一〇年の第一回ではモンゴル人が優勝しており、外国人が頂点に立ったのは初めて。
中東情勢について大学や市民の会などで話をする時に、過激派組織「イスラム国(IS)」への関心が高く、「なぜ、あんなに残酷なのか」「イスラムの教えはテロを認めているか」のような質問を受けることもある。イスラムを考える上で、暴力やテロがイスラムの名のもとに「ジハード(聖戦)」として正当化される背景や暴力を許してしまう意識などを批判的に見ていかねばならない。それにしても、ISという存在は、突出している。 特に、アラブ世界から2万人、欧米からも5000人の若者がISに参戦しているのは、全く異常としか言えない。アラブ世界で反米のアルカイダを支持する若者がいることは珍しいことではないが、そんな若者たちがすべて過激派やテロリストになるわけではない。「アラブの春」の後、思想的にはISとつながるサラフィー主義(イスラム厳格派)が広がったが、多くはイスラム的な社会公正を唱える若者たちで、暴力的で戦闘的なISに合
「谷川俊太郎さんってオタクなんだよね」 風のうわさにそんな話を聞いた。谷川さんって詩の人? そうそう、詩の人。 谷川俊太郎さんは現在83歳。1948年、17歳から詩の発表をはじめ、21歳で書いた「二十億光年の孤独」でデビュー。誰でもわかる言葉で現代的な詩を書きつづけてきた。最近は萩原朔太郎などと並んで「国語の教科書の人」という感じになっている。 そんな詩の人がオタクって本当なのか。真相を追求すべく、連休のよく晴れた日、都内某所の谷川さん宅におじゃましたのであった。 ●MacBook Proで詩を書いている 「これなんだけどね、Palmがなくなったとき買ったやつで※1」 谷川さんはこちらがソファに座るなり、なにやらいろいろ机に広げはじめてしまった。ああ、これはソニーのPDA『CLIE』ですかね……ってええと待ってくださいね。まず、詩を書くのにパソコンを使ってるって話ですけど。 「いまメインで
先週ついに、“最後のMANGA OPEN”となる第37回MANGA OPENの最終選考結果が発表されました(受賞結果一覧および総評はこちら!) 応募総数334本の中から、1次選考と2次選考を勝ち抜いたファイナリストは12作品。 森高夕次・東村アキコ両審査員とモーニング編集部が、厳正かつ愛を込めて審査を行った最終選考。なんと東村賞と編集部賞のダブル受賞という波乱も起きた激戦の議事録を、ほぼノーカットでお見せします! 東村アキコ とても漫画が上手なので読みやすかったです。パッと見ただけでキャラクターの性格がわかるくらい絵も上手い。雑誌に載っていても納得の出来でした。今ネットなんかで流行っている、「上手で綺麗な絵」ってあるじゃないですか。そういう絵って、雑誌に載ると目が滑るというか、印象に残りづらいんです。でもこの人はその流行の影響を受けていなくて、作者独自の絵が描けているのがとても好印象でした
2013年のサンマの水揚げは14.8万トンでした。水産業界紙では「14年ぶりの不漁」と水揚げの減少が強調されていました。確かに過去10年間の平均25万トンを大幅に下回り、近年のピークだった2008年の34万トンの半分以下の数量にとどまりました。水揚げ数量が例年になく少なかったのは事実ですが、果たしてこれは漁業者にとって本当に厳しい結果だったのでしょうか? 大漁で単価下落、供給過剰にも 2012年と比較すると、2013年の水揚げ数量は32%の減少でした。しかし、単価が95%も上昇したために、水揚げ高は230億円となり、前年比で36%も上昇しているのです。釣り大会であれば、たくさんの数を釣った方がよいでしょう。しかし漁業者にとっては、経済的な面からすればたくさん獲って単価が下がるより、少ない量でも水揚げ金額が多い方がよいはずです。 先に述べたサンマは、近年の漁獲量のピークが34万トンで、その漁
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