コラム/インタビュー〈あとがきのあとがき〉 ほんとうの「にんじん」は、どこにいるのか?──ジュール・ルナールの不思議 『にんじん』の訳者・中条省平さんに聞く 岸田國士、窪田般弥などの先訳や、子ども向けのリライト作品を数多く持ち、日本では名作児童文学の定番として定評のあるルナールの『にんじん』。「子ども向けの本」として若い頃に読んだおぼろげな記憶を、そのユニークな題名と、赤毛の少年というややエキゾチックなイメージとともに記憶に残している人も多いだろう。しかし、中身については、どこか釈然としないものを感じている人が少なくないのではないか。──意地の悪い酷薄な母、無関心を装う無口な父、母の片棒を担ぐばかりで頼りにならない兄と姉、主人公を取りかこむそんな環境が引き起こす可哀想な「いじめ」の物語──、でも果たしてそれだけか......。新訳を終えた中条省平さんが語ってくれた、もう一つの『にんじん』像
昨日のエントリー の続きです。すみません、ラストの予告と異なり文字起こしは長くなるので断念しましたが、ペシャワール会報からいくつか引用・紹介します。 ペシャワール会報No.150(2021年12月8日:最新号)P2~に掲載されたPMS副院長/ジャララバード事務所所長ジアウル・ラフマン氏の「事業再開への道―八月の政変以降の活動報告」という記事によると、米国の行き掛けの駄賃とも言うべき経済制裁による預金封鎖のため、PMS(ペシャワール会医療サービス)は工事現場で働く日雇い作業員の賃金が払えず、すなわち灌漑用水路のメンテナンスができず、たいへん苦労したという。 この情勢下で経済制裁って、何のつもりだろう? 現地の住民を苦しめる以外に、何の意味もないのではなかろうか? もちろん報道されるようにタリバンが女性の教育や社会進出を制限しているとしたら、それは批判されるべきだし、またタリバンが旧政権や米軍
まだ誰も言ってなさそうなことを言いたいためだけのエントリーです。そういうことを、たまにやります。 1月8日付で、なんだかヘンなニュースがホッテントリ入りした。 jp.ign.com ブックマークコメントでは、エンベッドされたPVに google:image:例のプール が登場したことへの言及が多かったが、私にわかったものだけでもグレンラガン、鬼滅の刃無限列車編、ファーストガンダム、耳をすませば…などのパロディだかオマージュだかも含まれているようだった。次元と五ェ門もいなかったっけ。ゲームなどサブカルに詳しい人だったら、もっといろんなことに気づいたことだろう、このわずか3分弱のPVの中に。 もちろん米国サブカルの影響も濃厚であろう。 本題からはズレるが、一言しないではいられない。やはりホッテントリ入りした1月4日付このニュースとの整合性は、どうつけられるのだろう? 中国国外への販売は別口と
少数色覚者にとって黄緑とオレンジは見分けづらい組み合わせの一つです。この記事のタイトル画像とかなかなか最悪です。 WEB、アプリや印刷物などのメディアではだいぶカラーユニバーサルデザインの考え方が浸透してきており、デザイナーも多様な色覚でも読み違えないように配慮してデザインすることが当たり前になってきていると思います。 Photoshopなどのグラフィックツールには簡単に少数色覚の見え方を確認できるプレビューモードがありますし、AdobeColorを使えば無料で少数色覚の人が混同しやすい色かどうかをすぐに確かめられます。https://color.adobe.com/ja/create/color-accessibility 少数色覚が見分けづらい色の組み合わせだと「-」が表示されるしかし、工業製品の世界では少数色覚にとって見分けづらい緑とオレンジの組み合わせのLEDインジケータ(表示)を
建築系同人誌の空白期間だった大村高広:建築設計を活動の中心とする集団「GROUP」は、共同して設計をおこなうことが多かった私と齋藤直紀のコンビと、当時「BORD」というコレクティブ名で活動していた赤塚健・井上岳・棗田久美子が、SDレビュー2019で隣同士で展示していたことからスタートしました。新たに自分たちで雑誌を作ることは、慶應義塾大学ホルヘ・アルマザン研究室博士後期課程の先輩後輩にあたる井上と齋藤が先に進めていた企画で、そこに私が少し遅れて参加したかたちです。 「ノーツ」の主旨は、建築を専門とする人間と建築外の人たちが共通の話題で議論する場をつくるということです。個人的には建築論が外部に閉じている感覚があり、他の面々もその違和感を共有していましたし、近年の『10+1 website』の更新終了など若手が論考を書く場所が失われてきていることも大きかった。それなら自分たちで作ってしまおうと
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2022年を迎え、興味の1つは「子育て世帯への臨時特別給付」、いわゆる18歳以下の子どもへの10万円の給付についてだ。 コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30 当初からバラマキじゃないのかとか、現金か、いやクーポンのほうが確実に消費されるはずだとか、年収制限はどうするんだとか、当事者も外野も持論を繰り広げたのはご存じのとおり。中でも、「現金5万円+クーポン5万円セット」と、「全額現金」のどちらが消費促進効果が高いのかについては、いろんな方がいろんなことを述べている。 ■買いたいモノがない? しかし、キモはそのことではない。そもそも、お金をもらっても消費しないで貯蓄する人が多いのだ。給付金だけでなく、ボーナスの主な使い先は貯蓄だし、前回の特別定額給付金もそれに多く回ったと言われている。現金ではダメでクーポンならいいという話ではなく、われわれに「お金を出して買いたいモノ」がないのが
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