2014年05月24日01:17 カテゴリエネルギー 福島第一原発のガダルカナル状態 きのうは福島第一原発を見学させてもらった。くわしいことは来週のGEPRで報告するが、私はちょっと印象に残ったことをメモしておく。 とにかく膨大な作業である。われわれ12人が見学するだけでも何重にも防護服を着て防護マスクをつけ、ボディチェックを何回も受けなければならない。これを毎日、下請けを含めると3000人以上の作業員がやり、線量が多くなると交替する。 本質的な問題は、何を目的にしているのか、はっきりしないことだ。廃炉推進カンパニーの増田CDO(廃炉最高責任者)に「作業はいつ終わるのか?」ときくと「30~40年が目途だが、廃炉の定義が決まっていないので正確にはわからない」。コストは1兆円以上かかるが、その作業の大部分は汚染水対策だ。といっても湾内のセシウム濃度は10Bq/kg以下なので、「飲んでも大丈夫」
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