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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (118)

  • コロナ後遺症ここまで分かった...「感染時は軽度」が90%以上、倦怠感から心不全まで影響は200以上

    <今年前半に出た報告書や科学論文によって、この複雑な慢性疾患の解明が進んだ。かかる確率は以前より下がったが、何年にもわたり複数の身体機能に健康影響を引き起こす可能性もあり、決して油断はできない> 2020年以降、新型コロナウイルスの後遺症は世界中で大きな問題になっている。何百万人もの人々の健康や生活の質(QOL)に影響を与えただけでなく、労働生産性や労働力全体の低下をもたらし、経済に数十億ドルの損失をもたらしてきた。 コロナ後遺症は科学的にもかなり注目されており、これまでに2万4000以上の論文が発表されている。人類史上、4年間でこれほどまでに集中的に研究が行われた健康状態は他に例を見ない。 SARS-CoV-2ウイルスへの感染によって引き起こされる、長期的な健康への影響の総称が新型コロナウイルス後遺症(long COVID)だ。 息切れなどの長期的な呼吸器症状から、衰弱性疲労やブレイン

    コロナ後遺症ここまで分かった...「感染時は軽度」が90%以上、倦怠感から心不全まで影響は200以上
    gcyn
    gcyn 2024/08/19
    『コロナ後遺症は科学的にもかなり注目されており、これまでに2万4000本以上の論文が発表されている。人類史上、4年間でこれほどまでに集中的に研究が行われた健康状態は他に例を見ない』
  • 「未完の代名詞」サグラダ・ファミリアが工事開始から140年以上を経て完成へ

    6つの中央塔の最後の1つ「イエス・キリストの塔」は高さ172.5メートル。2026年の完成を目指してリープヘル社のクレーン2台が作業を続けている LIEBHERR <ガウディの描いた夢が最新技術の力でついに現実へと近づいている。完成時期の見込みと残された最後の課題とは?> 140年以上も建設が続いているスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂。その完成がついに視野に入ってきた。 カタルーニャの偉大な建築家アントニ・ガウディが設計したこの驚くべき聖堂(バシリカ)は、ゴシック様式とアールヌーボー様式を融合させたもので、地上で最も美しい建築物の1つとの呼び声も高い(イギリスの作家ジョージ・オーウェルは世界で最も醜いと評したことがあるが)。 現在は世界的建設機械大手リープヘル社製のクレーン2台を駆使して、完成予定の2026年に向けて順調に工事が進んでいる。 23年11月には4つの「福音書記者

    「未完の代名詞」サグラダ・ファミリアが工事開始から140年以上を経て完成へ
    gcyn
    gcyn 2024/08/09
    よんだ。
  • マゾヒスト女性はその行為を真に欲望しているのか、それとも男性優位社会の社会通念を内面化した「被害者」なのか

    私はマゾヒストであり、この男性から完全に支配されることを望んでいます、と主張する女性がいたとする。私はサディストであり、この女性を縛り、鞭打つことを「愛情行為」として実践しています、と主張する男性がいたとする。これらの行為には同意があるとしよう。これらは、いわゆる「SM」と呼ばれる実践に当てはまる。 対等な成人同士による、同意の上の行為については、それがたとえ一般的な社会通念に沿わないものであっても尊重されるべき、という考えは、現在それなりに支持を得ている。しかしそうはいっても、支配や暴力行為に対する同意については、なんとなく不安を覚えることが多いはずだ。 そもそもその同意は当に人の意思なのか。男性のほうがかなり年上で社会的地位もある場合、女性の同意は信じられるのか。そもそもどのような関係が真に対等な関係と言えるのか。人の気づかないうちに、誘導されているのではないか。そもそも、なぜ支

    マゾヒスト女性はその行為を真に欲望しているのか、それとも男性優位社会の社会通念を内面化した「被害者」なのか
    gcyn
    gcyn 2024/04/25
    (ここ関係の本は緩いけど立脚点や着目点が面白いってことからのノリで一冊にしてるのがもしかして多い…?て印象でいますので、ご本読むならそのつもりで、結局は他に進むなかでのある一冊と思って買う感じかも。)
  • ブラジルのダンスシーンで大注目、日本文化が独自進化した「マツリダンス」とは? 一晩で1万2000人が一斉に踊った

    ロンドリーナ祭りにおける創作盆踊り 現在、ブラジルの日系文化プレゼンスでもっとも熱いと思われるエリアが、南部のパラナ州である(図1)。戦前から多くの日人が入植した地域であり、戦後は政界、財界、法曹界、ビジネスなどさまざまな方面に進出し、めざましい活躍をしている。 同州北部の中心都市ロンドリーナ(人口約55万)は、戦前イギリスの土地会社によって開発され、ロンドンにちなんでその名がつけられた。日人の入植も戦前の1930年から始まり、すでに三、四世の世代を中心に強力なインテグレーションを持った日系コミュニティが存在する。 さて、同地の日系文化で、ブラジルのダンスシーンでも注目されているのがマツリダンスである。マツリダンスは、毎年9月に行なわれるロンドリーナ祭り(Londrina Matsuri)で披露される創作盆踊りで、90年代に「新しい盆踊り(ボンオドリ・ノーヴォ)」としてこの地域で始まっ

    ブラジルのダンスシーンで大注目、日本文化が独自進化した「マツリダンス」とは? 一晩で1万2000人が一斉に踊った
    gcyn
    gcyn 2024/01/15
    『グルーポ・サンセイは新しい世代を意味する「三世」と肯定を意味する「賛成」をひっかけた言葉だという』
  • 周庭(アグネス・チョウ)の無事を喜ぶ資格など私たちにあるのだろうか?

    <「香港の民主の女神」と呼ばれた周庭(アグネス・チョウ)さんの無事が確認され、現在はカナダに留学していることが分かった。安堵はするものの、かつての香港に手を差し伸べることができなかった私たちに、彼女の無事を喜ぶ資格などないのかもしれない> 香港の民主活動家をしていた周庭(アグネス・チョウ)さんが2年半ぶりにインスタグラムを更新し、自身の近況を報告した。現在はすでに香港を離れ、カナダに留学中だという。 周庭さんと言えば日メディアで「香港の民主の女神」とも称され、日人にとっては香港の民主化運動の象徴的存在だった。若い香港人女性が覚えたての日語を駆使しながら必死になって「香港の民主主義への支持」を訴える姿に、心打たれた人も少なくないだろう。 長らく消息不明となっていた彼女の無事が確認できて一安心......であるのは確かなのだが、近年の香港情勢を取材してきた私としては、現下の状況を素直に喜

    周庭(アグネス・チョウ)の無事を喜ぶ資格など私たちにあるのだろうか?
    gcyn
    gcyn 2023/12/04
    読みました ( ᵕ_ᵕ̩̩ )
  • 日本のテレビは幼稚なのに、専制国家イランは政府批判を堂々放送...違いはどこから?

    <低俗なバラエティーやドラマ、素人起用のワイドショー...日には見るに堪えないテレビ番組が多い一方、イランでは弾圧されつつも政府批判を放送し、硬派な社会派ドラマも人気だ> 私は日に住んで22年にもなるが、いまだに慣れないのは、英語で話しかけられることでも、役所で在留カードを見せろと言われることでもない。テレビ番組がどうしようもなく幼稚であることだ。 スイッチを入れれば、べ歩き番組、たくさんの芸能人が大騒ぎするバラエティー、若いタレントが演じる能天気なドラマ、専門家でもない芸能人や元スポーツ選手が時事問題にコメントするワイドショー。テレビは娯楽だから楽しければいいじゃないかという意見もあるし、硬派な報道番組もあると言う人もいるが、いかんせん幼稚で見るに堪えない番組が多すぎる。 ちまたでは旧ジャニーズ事務所における性加害問題が大きな話題になっているが、結果的にこの問題が長年にわたり放置さ

    日本のテレビは幼稚なのに、専制国家イランは政府批判を堂々放送...違いはどこから?
    gcyn
    gcyn 2023/10/26
    『そんなはずはない。日本にも社会問題はある』 日本ね、「飽食の時代」が別の形で続いてるのかも…。
  • オジサンは遠慮して? 女性K-POPアイドルのイベントに「中年男性」が殺到...韓国国内で物議

    <日でも「NewJeansおじさん」と否定的に語られるNewJeansの中年男性ファンたち。韓国ではイベントの際の動画が物議を醸している> 「ニュージーンズ(NewJeans)」は15~19歳のメンバーで構成される、いま最も注目を集める女性K-POPアイドルグループ。日では従来の韓国ガールズグループ以上に中高年の男性からアツい支持を受けているようで、「NewJeansおじさん」という否定的なニュアンスが込められた言葉がSNSで拡散される状況となっている。 ■【動画】「若者にチャンスを譲れ」「メンバーに触ろうとしてる!」と物議を醸したNewJeans のイベントの様子 このファン層の特徴は、韓国国内でも共通しているようだ。8月に開かれたファンイベントでは、ファンたちが現地で撮影した映像がSNSに投稿され始めると、イベント参加者の多くが30代後半以上の男性だという指摘が相次ぐ事態になった。

    オジサンは遠慮して? 女性K-POPアイドルのイベントに「中年男性」が殺到...韓国国内で物議
    gcyn
    gcyn 2023/09/10
    BABYMETALあたりに先行事例/研究ないのかしらね。あれはうしろにおじさんたちが出役で居るからまた違うか〜…。
  • 原発処理水放出、問題は科学データではなく東電の体質

    30年かかるプロジェクト、何かあったとき東電は正直に情報を明らかにするのか(8月24日、東京・東電社前の放出反対デモ) REUTERS/Kim Kyung-Hoon <福島第一原発から放出される処理水のトリチウム濃度は安全基準を満たしている─政府や国際機関は繰り返しそう保証するが、隠蔽を重ねてきた東電が今後数十年続く放出を誠実に行うとは思えない> 2023年8月24日、日政府は、現在は敷地内のタンクに溜められている福島第一原子力発電所から出た汚染水を浄化した「ALPS処理水」の海洋放出を行った。この放出については周辺諸国から懸念が出ているだけでなく、地元の漁業関係者も反対しており、これは海洋放出には関係者の合意が必要とした2015年の約束に反している。筆者は以前も、海洋放出については国や東電は2015年の約束を守るべきだと主張してきた。 いわゆる「トリチウム水」の海洋放出は全世界で行わ

    原発処理水放出、問題は科学データではなく東電の体質
    gcyn
    gcyn 2023/08/26
    『トラブルの可能性をゼロにすることは不可能だ。しかし〜科学の問題ではなく組織に対する信頼性の問題』コミュニケーションも安全管理も科学や工学の対象のはずなんですけどね。批判者も東電も科学的手法が不得手!
  • 日本は「非魅力的」な旅行先...海外の超富裕層がガッカリする理由とは?

    <日には外国人観光客を楽しませる観光地は多い。だが超富裕層が「カネを落とせない」事態に陥っているのが現状だ> 日もついに「コロナ後」となったせいか、海外ミュージシャンのコンサートの波が押し寄せている。同時に仕事ではなく日に遊びに来る有名人も多く、京都や有名ラーメン店での写真などがSNSに載っている。有名外国人にとって日は、仕事の場としての経済大国だけでなく、遊びに来るのにも魅力的な国になってきたのかもしれない。 そんな様子を見ると皆さんは、日には外国人を楽しませる観光地や遊び場がたくさんあると思われるかもしれない。確かに神社仏閣は見どころが多いし、飲店のレベルも高く、ショッピングにも困らない。だが、私の知っている外国人観光客の多くは、観光地以外の遊び場が少ないと言う。特に大人が遊びに行く場所がない。 少し前まで日人の海外旅行はパッケージ旅行が中心で、朝から分単位で予定が詰め込

    日本は「非魅力的」な旅行先...海外の超富裕層がガッカリする理由とは?
    gcyn
    gcyn 2023/06/09
    「お、その視点でしたか」的な。
  • 群馬・草津町議の「性被害」告発をうのみにした人々が今すべきこと

    <忘れられたニュースを問う石戸諭氏のコラム。女性町議が訴えた被害は虚偽の疑いが強いが、彼女を信じて支援した人々の責任は問われずじまい。反省の言語化が社会にとって有益なはずだが...> 群馬県草津町で町長による「性被害」を訴えた同町町議、新井祥子氏をめぐるニュースを覚えているだろうか。事の発端は2019年だった。彼女は黒岩信忠町長から、あろうことか町長室でわいせつ行為を受けたと大々的に告発したのだ。 彼女を支援しようという声が著名な女性運動家、知識人らの間で高まった。町長を批判するデモ隊が草津町を訪れたり、町の対応をめぐって「セカンドレイプの町」という批判がSNSで広がったりするなど、小さな温泉街は前代未聞の騒動に巻き込まれていった。 新井氏は住民投票の結果、町議を失職した。この件はCNNやニューヨーク・タイムズなど海外でも報じられた。一方、町長側は一貫して事実無根を訴えた。新井氏の刑事告訴

    群馬・草津町議の「性被害」告発をうのみにした人々が今すべきこと
    gcyn
    gcyn 2023/04/30
    『女性が性被害を訴えても黙殺してきた歴史が日本にあるのはそのとおりだ』
  • 小西議員の言う通り、参議院の憲法審査会は毎週開く価値がない

    <「サルがやること」という言い方に問題はあったとしても、毎週開くことの妥当性は実際の議論の内容から改めて検証されるべきだ> 立憲民主党の小西裕之参議院議員が、憲法審査会の毎週開催は「サルがやること」と述べたことで波紋を呼んでいる。言葉の妥当性に関心が向くばかりで、肝心の参議院の憲法審査会の毎週開催についてはほとんど議論がなされていない。そこで筆者は、参議院の憲法審査会に関して、昨年行われた第208回国会~第210国会までの議事録を全て読んでみた。結論としては、参議院の憲法審査会は毎週開催する必要がない、全く内容がない会議だった。 憲法審査会の議論 憲法審査会は、「(1)日国憲法及び日国憲法に密接に関連する基法制についての広範かつ総合的な調査、(2)憲法改正原案、日国憲法に係る改正の発議又は国民投票に関する法律案等の審査を行う機関」と位置づけられている。しかし、議事録からみられるのは

    小西議員の言う通り、参議院の憲法審査会は毎週開く価値がない
    gcyn
    gcyn 2023/04/11
    『そのような憲法上の問題を克服するための具体的な議論は改憲派委員からは全く出てこないし、参考人の意見などなかったかのようにゼロから議論がスタート/それぞれの委員がそれぞれの「考え方」を述べるばかり』
  • 「日本再発見」「なぜ外国人観光客は日本の文化を勉強しないのか」と聞かれたクールジャパン専門家は...

    <日人の「おもてなし」はナルシシズムに陥っていると、内閣府公認クールジャパン・プロデューサーを務めるアメリカ人が指摘。観光客は勉強しに来るのではなく、休暇を過ごしに来るだけ。勘違いすべきじゃない> 日が世界市場で生き残っていくためには、海外の人たちが持つ日のイメージとは何かを知り、当のインバウンド需要に寄り添っていくことが必要だ――。 ニューヨーク州生まれの国際コミュニケーション・コンサルタントで、「クールジャパンのエキスパート」であるベンジャミン・ボアズ氏はそう主張する。 だが現状は、日人視点の「マイ・ジャパン」にこだわってしまっており、多くの日人が誇りに思う「おもてなし」でさえもナルシシズムに陥っていると、内閣府公認クールジャパン・プロデューサーを務めるボアズ氏は言う。 ボアズ氏はこのたび、『日はクール!?――間違いだらけの日の魅力発信』(クロスメディア・パブリッシング

    「日本再発見」「なぜ外国人観光客は日本の文化を勉強しないのか」と聞かれたクールジャパン専門家は...
    gcyn
    gcyn 2023/01/17
    『この種の過度に規範的な考えについて私が一番気になるのは、「外国人はこうあるべきだ」という一人の人間の思い込みが現実を上回ってしまう可能性があることです』
  • 若く従順で美人顔──女性ロボットERICAの炎上は開発者個人だけの問題か

    <しゃべるアンドロイドに女性差別だと批判が。なぜ「媚びるように話す」「若い女性」なのか> 京都大学の研究グループが2022年9月、人間の笑い声に反応して、一緒に笑い声を出す機能を搭載したヒト型ロボットを開発した。このニュースをNHKがツイートしたところ、女性差別だと炎上する騒ぎが起こった。 京都大学大学院情報学研究科の井上昴治助教らの研究グループは人工知能AI)を活用し、対話しながら相手の笑い声を分析して一緒に笑い声を出す機能を、既に開発されていた自律対話型アンドロイドERICAに搭載した。実際の会話データから同調笑いのモデルを作り、相手の笑い声を周波数などで判断して反応する仕組みになっており、声の大きさや特徴に応じてロボットがさまざまなトーンの笑い声を出す。 NHKはERICAが会話している動画をニュースで報じただけだったが、なぜこれが「女性差別」だと炎上してしまったのか。 【動画】「

    若く従順で美人顔──女性ロボットERICAの炎上は開発者個人だけの問題か
    gcyn
    gcyn 2023/01/10
    多分そうなんじゃないですかという指摘が書かれた記事。気が重い話。この内容を繰り返すことはできても、こうは思ってなかった人に「そりゃそうだ」と思わせるだけの噛み砕いて日常的な言葉には不足してる私たちだ。
  • 「極めて理に適っている...」遠心力でロケットを「放り投げる」新方式、試験に成功

    従来方式と比較し、打上げに要する燃料とコストの大幅な節減が見込まれている...... credit: SpinLaunch <大量の燃料を必要としていた従来の打ち上げ方式に代わり、遠心力で「放り投げる」案が実用化へ向かっている> 米宇宙開発ベンチャーのスピンローンチ社が、ロケットを新方式で宇宙へと打ち上げる実験に成功した。地上に設置した大型装置で遠心力を発生させ、ロケットを上空へと射出する。 ロケットは高高度へと達したのち、残りの距離を自力で航行するしくみだ。従来方式と比較し、打上げに要する燃料とコストの大幅な節減が見込まれている。 同社はこの方式のテストを昨年から行なっている。最新となる10回目のテストが9月下旬に行われ、NASAなどのペイロード(積荷)を乗せた発射試験に成功した。 1万Gを受けて上空へ 試験ロケットは、ニューメキシコ州の民間宇宙港である「スペースポート・アメリカ」から発

    「極めて理に適っている...」遠心力でロケットを「放り投げる」新方式、試験に成功
    gcyn
    gcyn 2022/10/20
    『人工衛星を雲の上に届けるだけのために、重厚なロケットに頼る必要は必ずしもないとの立場/大気圏外へと出るにはまだ時間がかかりそうだ』
  • ブラジル大統領選直前、私の身の周りに起こった出来事

    事前調査を行うダータ・フォーリャを真似た「ダータ・トアーリャ」ことタオル売上にて行う街中の事前調査、もちろん非公式である(phoyo by Diário do Rio) ブラジル大統領選まで一週間を切った。 大統領選は4年に一度、ワールドカップと同じ年にやってくる。ブラジルが揺れる1年だ。 街中では露天商たちが立候補者の現職ボウソナロと元大統領ルーラの顔写真入りタオルを売っている。 とある露天商がタオルの売上を支持率としてボードに書き「ボウソナロのタオルが売れてないから買ってよ」とボウソナロ支持者の購買意欲を掻き立てる動画はインターネット上で話題になった。 2018年に極右ボウソナロ大統領が誕生してから4年。 ボウソナロ政権の支持率は、コロナウイルス感染による犠牲者が増える中、大統領がワクチンの効果と購入を否定した頃から下がっていく一方だった。 アンチ・ボウソナロは増え続け、今回の大統領選

    ブラジル大統領選直前、私の身の周りに起こった出来事
    gcyn
    gcyn 2022/09/29
    『衝撃的だった。ルーラ再当選に希望を抱いているのかと思っていたが〜未来のことよりも、まずは明日のことが心配』『普段から躊躇なく政治の話をする私の友人たちも、2018年の大統領選挙は辛かったと振り返る』
  • 植民地支配の「罪」をエリザベス女王は結局、最後まで一度も詫びることはなかった

    1961年には旧植民地ガーナを訪れ、かつて栄えたアシャンティ国の王族に会った KEYSTONE-FRANCEーGAMMAーKEYSTONE/GETTY IMAGES <黒人奴隷を酷使して植民地で儲けたことで大英帝国の礎を築いたという過去を、逝去したエリザベス女王は謝罪しなかった> まずい、わが国は出遅れたぞ。16世紀の半ば、エリザベスという名のイングランド女王は周辺諸国を見回して、そう気付いた。見よ、大陸の諸王国は世界の果てまで領土を広げているではないか。 先鞭をつけたのはポルトガルとスペインだった。まずはポルトガルが15世紀半ばに西アフリカまで船を出し、現地の金を輸入し始めた。それからサントメという小さな島を占領し、大規模農場で「売買可能な商品」としての黒人奴隷を働かせるという画期的な手法を考案し、サトウキビの大量生産を始めた。 大西洋を南下してサトウキビを栽培・加工し、そこで働かせる奴

    植民地支配の「罪」をエリザベス女王は結局、最後まで一度も詫びることはなかった
    gcyn
    gcyn 2022/09/21
    『サンドマングでの戦死者は、アメリカ独立戦争での犠牲者よりも多かった。しかしイギリスのどこを探しても、サンドマングに散った兵士たちを顕彰する旗の掲げられた場所はない/そういう虫のいい神話がはびこる』
  • 「史上最長の死刑」死刑囚が3時間苦悶、遺体の肉は裂け...人権団体が糾弾

    <密室で行われる残酷な処刑がアメリカで問題に。矯正局は、腕の肉を切り込んで静脈を探した疑いがもたれている> 米アラバマ州の刑務所にて7月、収監されていた死刑囚が処刑された。執行から2週間以上が経過した8月中旬になって、刑務所側の不手際により刑の執行準備に3時間以上を要していたことが発覚している。 この間、静脈注射のため無数の針を刺され肉は裂け、死刑囚は苦悶の時間を過ごしたと指摘されている。アメリカでは24の州が死刑を認めているが、以前から密室での実行が問題視されている。 死刑はアラバマ州ジェファーソン郡にて7月28日の夜、致死薬注射により実行された。米CNNが報じたところによると、死刑囚はジョー・ネイサン・ジェームズ・ジュニアという50歳の男性であり、1994年に交際相手であった当時26歳の女性を射殺した容疑がかけられていた。女性は2児の母だった。 1996年にジェファーソン郡裁判所で行わ

    「史上最長の死刑」死刑囚が3時間苦悶、遺体の肉は裂け...人権団体が糾弾
    gcyn
    gcyn 2022/08/23
    『矯正局はメディアの質問を無視することでも悪名高いという。残酷な処刑の実態が明らかになるにつれ、閉ざされた処刑場の在り方に疑問が投げかけられている』
  • 2人を同時に好きになることはできるか──漫画『イエスタデイをうたって』を視覚研究者が読む

    <「私たちは、1つのものしか視ることができない」。視覚機能の研究者が考える、好きという気持ちの脳の処理、そして「視る」についての話> 私は、ヒトの視覚機能に興味を持って研究をしている。視覚体験というのは直感的で、とてもわかりやすい。そのひとつ、Binocular rivalry(両眼視野闘争)は、私たちがふだん世界を見るために使っている2つの目、それぞれに別々のものを見せることで生じる。 例えば、左眼にA、右眼にはBの絵を見せる。このとき、AとBが混ざり合ったような絵が見えるのだろう、そう考える人が多い。しかし、これは正しくない。いくつかの例外はあるものの、基的に二者は混ざり合わず、左眼に視えているそのままの姿のA、または右眼に視えているそのままの姿のB、そのいずれかが見える。しかもそれは、周期的に入れ替わる。 Aが見えていると思ったら、突然それがBへ変わり、少し間をおいて、それはまたA

    2人を同時に好きになることはできるか──漫画『イエスタデイをうたって』を視覚研究者が読む
    gcyn
    gcyn 2022/05/26
    『1つの「好き」という気持ちを生むために、トップダウンとボトムアップの処理はせめぎあう/そのときその瞬間に視えているのは常に片方だけ/そうきっと、「私たちは、1つのものしか視ることができない」』
  • 日本も無縁ではない「民主主義のハッキング」

    <パソコンやスマートフォンだけでなく、デジタル空間では民主主義すらハッキング対象となっている。米国や台湾だけでなく、日の選挙が外国に干渉されるリスクもある> ハックされる民主主義 あらゆるものがハッキングされている。パソコンやスマートフォンなどの電子・通信機器のみならず、インターネットにつながる自動車、家電、ウェアラブル端末までもがハッキングの対象だ。 さらにいえば、インターネットに接続されていないこと(エアギャップ)もハッキングからは逃れられない。2010年にはイランの原子力関連施設で遠心分離機が破壊され、2016年には米国の電力網の一部が停止させられる寸前だった。前者はフラッシュドライブ(外付けUSB)が、後者は保守メンテナンスを担う外部委託事業者の専用回線が「エアギャップ」を超えたとみられている。 近年、懸念されているのは民主主義に対するハッキングである。多くの人は、制度が攻撃され

    日本も無縁ではない「民主主義のハッキング」
    gcyn
    gcyn 2022/05/26
    『これらが維持されているという信頼・感覚が重要である/干渉されたかもしれないと疑うだけで十分なのだ/恐らく憲法改正に関する議論は国論を二分する。これ自体は自然なこと/ハッキングを許してはならない』
  • ウェブはなぜ「横長」なのか──オンラインコミュニケーションに身体性がない理由

    <縦長の西洋絵画に見慣れていると、オンライン会議の横長フレームが気になる......。ウェブでのコミュニケーションを窮屈と感じるときに、私たちが欲しているものとは? 論壇誌『アステイオン』95号の「隠された手を求めて」を全文転載する> 2020年の新型コロナウイルスの世界的流行以降、私たちの日々のコミュニケーションは一気にオンライン化が進んだ。ひどいときには、8時間近くパソコンの前に座りっぱなし、という日々を過ごすなかで、ふと気になったことがある。なぜ、WEB会議システムが映し出すユーザーの姿は、横長のフレームで切り取られているのだろう、と。 これは西洋絵画に親しんできた眼には、いささか奇異にうつる。なぜなら、西洋美術における肖像画は、圧倒的に縦長で描かれることのほうが多いからだ。『モナ・リザ』しかり、キリストに模したデューラーの『自画像』しかり......。人間の身体が縦長である以上、半

    ウェブはなぜ「横長」なのか──オンラインコミュニケーションに身体性がない理由
    gcyn
    gcyn 2022/05/03
    『これらの手が、個々の人物の内発的な動機によって動いているというより、外的な要請によっていわば「振り付けられて」いるように見えるということ、そして〜一種の分裂が生じているように見える、ということ』