愛知県瀬戸市にある愛知県赤十字血液センターは、およそ2800人の献血から作った輸血用の血液製剤を定められた温度の上限を超えた状態で保管したため、使用できなくなったことを明らかにしました。 愛知県赤十字血液センターによりますと、先月31日の夕方、輸血用の血液製剤を保管している冷蔵室で温度の上昇を知らせる警報器が鳴り、当時、業務に当たっていた7人の職員は冷蔵室の温度計の表示が高くなっていたにもかかわらず、一時的なものと思い込み、警報器の音を切って、そのまま放置したということです。 1日朝、冷蔵室の温度を確認したところ、定められた温度の上限を4度上回る10度になっていて、2796人の献血から作った血液製剤がすべて使用できなくなりました。 これは、愛知県内の医療機関で使用される4日分の血液製剤に相当するということで、愛知県赤十字血液センターは全国の赤十字血液センターから緊急に血液製剤の提供を受けて