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ブックマーク / realsound.jp (81)

  • 星野源と『おげんさんといっしょ』に同じく感じること 原点回帰に新たな試み交えた第3弾振り返る

    「お父さん、やべえ」 星野源扮する「おげんさん」がお父さん(高畑充希)に向かって話しかけた。 「Twitter(のトレンド)ね、番組始まる前から1位だって」 『おげんさんといっしょ』(NHK総合)の第3弾は、放送前から視聴者からの期待で膨れ上がっていた。2017年5月4日に放送された第1弾では、わずか1時間の番組にもかかわらず「#おげんさん」のタグ付きツイートは実に30万件にのぼり、ギャラクシー賞月間賞および年間奨励賞に輝いた。翌2018年8月20日には第2弾が放送され、今度は国内のみならずTwitterの世界トレンドの1位にもなり、年末には『第69回NHK紅白歌合戦』に“出場”も果たした。もはや、星野源がサザエさん風の衣装で画面に登場しても何の違和感もない。そして、2019年10月14日、ついに第3弾が放送されたのだ。 その週末は台風19号の上陸で日国内に大きな被害が出た。被害にあわれ

    星野源と『おげんさんといっしょ』に同じく感じること 原点回帰に新たな試み交えた第3弾振り返る
  • 星野源から漂う知性と品格 俳優兼ミュージシャン活動で確立した独自の立ち位置

    星野源主演の時代劇『引っ越し大名!』(犬童一心監督)は、江戸幕府のお達しによって、姫路から大分の長距離を大所帯で移動しなくてはならない者たちの一大引っ越しプロジェクトを描いている。星野の役は突如“引っ越し奉行”に抜擢された片桐春之介。あだ名は「かたつむり」で、引っ越し奉行になる前は、藩の書庫番として日がな一日、書庫に籠もっていた。それだけに書庫のことは知り尽くしていて、探しているがどこにあるかすぐに分かる、ある種の特殊能力の持ち主だ。 『引っ越し大名!』(c)2019「引っ越し大名!」製作委員会 突然、引っ越し奉行に任命されて最初はうろたえながらも、持ち前の知性と教養を駆使していい仕事をしていく。幼馴染の腕っぷしの強い武士役の高橋一生は珍しく話を散らかす係で、彼を中心に周囲の人がドタバタしているなか、春之介は冷静に物事を見極め、いざとなると頼りにもなる。その一方で、元引っ越し奉行だった人

    星野源から漂う知性と品格 俳優兼ミュージシャン活動で確立した独自の立ち位置
  • 『トクサツガガガ』特撮オタクがしびれた実写化 “好き”を楽しむ尊さや処世術を学べる物語に

    まさかのNHKでの映像化となった『トクサツガガガ』は、隠れ特撮オタクのOL・仲村叶の日常を描いた人気漫画の実写ドラマ版である。Twitterを中心に毎週のように話題沸騰だった作は、惜しまれつつも全7回の放送で幕を閉じた。「特撮」という二文字が指す作品は挙げていけばきりがないが、同作では主に、『秘密戦隊ゴレンジャー』(75年)から続く「スーパー戦隊シリーズ」を模した作品が主軸に置かれている。 原作である漫画版がビッグコミックスピリッツで連載開始された頃、特撮オタク界隈ではちょっとした話題となった。「特撮オタク」の漫画で、それも女性を主人公に据えるというのは、やはり物珍しかったからだ。筆者は男性だが、幼少期から「スーパー戦隊シリーズ」を始めとする特撮作品を愛好してきたひとりとして、作中で連発される「特撮オタクあるある」を楽しみながら連載を追いかけてきた。 同作の核となる部分は、いわゆる「特撮

    『トクサツガガガ』特撮オタクがしびれた実写化 “好き”を楽しむ尊さや処世術を学べる物語に
    gdno
    gdno 2019/03/02
    オタクならではのこだわりポイントの解説記事。良いドラマだったなあ、泣いて笑って共感して。特撮シーンとのバランスもいいしさりげない用語説明の入り方もよかった。何度も見返したい。
  • 星野源が『おげんさんといっしょ』で表現したこと 『紅白歌合戦』5分間のインパクトを振り返る

    昨年12月31日に放送された『第69回NHK紅白歌合戦』。 ピアノを奏でるYOSHIKIの後方からサラ・ブライトマンが荘厳な雰囲気を身にまとって登場するとNHKホールに大きなどよめきが起こった。 「Miracle」を歌い上げる彼女の歌声は神々しさすら漂っていた。 そんな壮大なステージから一転、「ある方のおうちに中継が繋がっていますー」と映し出されたのが、こじんまりとしたキッチンだった。 そこにところ狭しとギュウギュウに入っていたのが『おげんさんといっしょ』の「おげんさん」一家。星野源扮する「おげんさん」はカメラを向けられると「温度差すごすぎない?」と笑った。 一家は、お父さん(高畑充希)、長女の「隆子」(藤井隆)、おげんさんちのねずみ(宮野真守)といういつものメンバーに加え、2回目のゲストだった次男の庭師(三浦大知)も参加し、さらにはバンドメンバーも集合。途中からは“酒屋さんのバイト帰り”

    星野源が『おげんさんといっしょ』で表現したこと 『紅白歌合戦』5分間のインパクトを振り返る
  • 星野源、『POP VIRUS』の可能性 “イエローミュージック”から“ポップ”への移行が意味するもの

    『POP VIRUS』は、2015年の『YELLOW DANCER』から数えて3年ぶりとなる星野源の5thアルバムだ。「恋」や「Family Song」、そして「アイデア」といったシングル曲が収録されていることはもちろん、STUTSやUjico*/Snail's Houseなど若手サウンドクリエーターをプレイヤーとして起用し、注目を集める作。シンセベースやリズムマシン、MPCなどのエレクトロニクスを前面に押し出したこともあって、アレンジやサウンドのバラエティはより豊かになった。一方で、ところどころ諦念さえ感じられるほのかに陰りを帯びた言葉は、“ポップ”が単なる聴き心地の良さとは異なることも物語る。 星野源『POP VIRUS』 星野は作について、12月18日深夜の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、ダンスミュージックとしてビートを重視したと語っていた。また、自作解説でも

    星野源、『POP VIRUS』の可能性 “イエローミュージック”から“ポップ”への移行が意味するもの
  • 星野源とマーク・ロンソンに共通する音楽へのリスペクト エンターテインメントに溢れた幕張2マン

    星野源とマーク・ロンソンが出演したイベント『LIVE in JAPAN 2018』が12月17日、千葉・幕張メッセ国際展示場9〜11ホールで開催された。“海外、国内のトップアーティストのダブルヘッドライナー”という新たな試みとなった公演。70〜80年代のルーツミュージックを現代的なポップミュージックに昇華し続ける両者のステージは、音楽に対するリスペクトと華やかなエンターテインメントに溢れる、大充実の内容となった。 最初に登場したのは、2016年のサマーソニック以来、約2年ぶりの来日公演となるプロデューサー・DJ・アーティストのマーク・ロンソン。レディ・ガガ主演の映画『アリー/スター誕生』のメイン楽曲「シャロウ〜『アリー/スター誕生』愛のうた」の制作に参加するなど、「アップタウン・ファンクfeat. Bruno Mars」(2014年)の世界的ヒット以降も順調にキャリアを重ねている彼のアク

    星野源とマーク・ロンソンに共通する音楽へのリスペクト エンターテインメントに溢れた幕張2マン
  • 野木亜紀子が振り返る、『アンナチュラル』の成功 「自分が面白いと思うものをつくっていくしかない」|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    石原さとみが主演を務めたドラマ『アンナチュラル』のBlu-ray&DVD-BOXが、7月11日に発売された。不自然死究明研究所(UDIラボ)で働く、死因究明のスペシャリストである解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)らが、“不自然な死(アンナチュラル・デス)”の裏側にある真実を突き止めるため奮闘する模様を描いた作は、2018年1月期のTBS金曜ドラマ枠で放送され、全話の平均視聴率11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。さらに、第44回放送文化基金賞最優秀賞(テレビドラマ部門)や第55回ギャラクシー賞優秀賞(テレビ部門)を受賞するなど、名実ともに大きな話題を呼んだ作品となった。 今回リアルサウンド映画部では、Blu-ray&DVD-BOXのリリースを記念し、聞き手にライターの西森路代氏を迎え、脚を手がけた野木亜紀子にインタビューを行った。作の脚執筆時のエピソードや裏話、またドラマ

    野木亜紀子が振り返る、『アンナチュラル』の成功 「自分が面白いと思うものをつくっていくしかない」|Real Sound|リアルサウンド 映画部
  • 『半分、青い。』律たちに希望与えた“ロボヨ”の功績 ロボコン委員・深谷直樹氏に聞く

    現在放送中のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK総合)に登場するヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の幼なじみ・律(佐藤健)は、進学した西北大学でロボット工学を学ぶこととなる。そのきっかけは、彼にとって思い出の詰まった唱歌「ふるさと」をピアノで弾くロボヨとの出会いからだった。 『半分、青い。』49話に登場するこのロボヨは、宇佐川教授(塚晋也)が開発し、搭載された人口網膜といえるCCDによって楽譜を読み取り演奏している、とドラマ内では説明されている。ロボヨのモデルとなったのは、昭和55年に開発されたWABOT-2。今から40年ほど前のロボットを用意するのは難しいため、実際にはロボットハンド部分をドラマのために製作し、演奏シーンに使用したそうだ。今回、このロボットハンドを製作したのは、東京都立産業技術高等専門学校の医療福祉工学コースで准教授を務め、大学・高専ロボコンの競技専門委員でもある深谷直

    『半分、青い。』律たちに希望与えた“ロボヨ”の功績 ロボコン委員・深谷直樹氏に聞く
  • プラモ愛好者が驚愕した『Nintendo Labo』の“説明”ーー「わからないとは言わせない」任天堂の気迫

    『Nintendo Labo』の説明はあまりに「懇切丁寧」過ぎた 4月20日に発売された『Nintendo Labo』。おれも早速買ってひとしきり遊んでみた……と言いたいところなのだが、5月1日現在、「つり」だけを作ってそのままとなっている。理由は、『Nintendo Labo』が怖くなってしまったからだ。 『Nintendo Labo』では、段ボールの板を部品ごとに切り離し、自分で折って加工して部品を作って組み合わせ、Toy-Conというコントローラーを作成する。これに『Nintendo Switch』のJoy-Conを取り付けることでjoy-Con内部のセンサーが動作し、様々な反応を引き出すことができるというものである。 なので、『Nintendo Labo』で遊ぶ際には、まずこのToy-Conを組み立てる必要がある。この組み立て方の説明が怖い。「懇切丁寧」という概念に手足が生えて、棍

    プラモ愛好者が驚愕した『Nintendo Labo』の“説明”ーー「わからないとは言わせない」任天堂の気迫
  • 井浦新×「Lemon」が切ない 『アンナチュラル』ラストへ向けて鳥肌級の伏線回収を見せる

    第1話放送前の1月9日に行われた『アンナチュラル』(TBS系)の制作発表会見で、「当にいろんな伏線が張り巡らされていて……」とUDIラボの所長・神倉保夫役を務める松重豊から絶賛されていた野木亜紀子が手掛ける作の脚。それからちょうど2か月後の3月9日に放送された第9話「敵の姿」では、至る所に張り巡らされた伏線が、最終回を迎えるにあたり徐々に回収されていった。 今回UDIラボに運び込まれてきたのは、スーツケースの中から発見された若い女性の遺体。しかも、中堂系(井浦新)の死んだ恋人・糀谷夕希子(橋真実)の口内にもあった、“赤い金魚”と呼ばれる魚の形をした印が入っていた。これまでに共通の印を持つ遺体は3体見つかっており、UDIラボは連続殺人だと毛利忠治刑事(大倉孝二)に訴えるが、正式な証拠がないと訴えを却下される。それでも三澄ミコト(石原さとみ)たちは、犯人につながるヒントを見つけるため、

    井浦新×「Lemon」が切ない 『アンナチュラル』ラストへ向けて鳥肌級の伏線回収を見せる
    gdno
    gdno 2018/03/12
    26人の可能性!あるか!?/“中堂の口ぐせ「クソ」は、夕希子と出会う前から使われていたりと微笑ましい過去が明らかになる一方”笑ったw
  • 星野源「ドラえもん」は全世代を魅了するパーフェクトなポップソングだ 柴 那典がその仕掛けに迫る

    星野源が、2月28日にシングル『ドラえもん』をリリースした。表題曲は『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌として書き下ろした楽曲で、リリース以前から楽曲のユニークさやアートワークが話題を呼び、音楽ファン以外からも多くの注目を集めていた。そしてリリース後に発表されたオリコンデイリーCDシングルランキング(2月27日付)では1位を獲得し、『恋』(2016年10月)、『Family Song』(2017年8月)に続く3作連続1位の記録を樹立した。今回リアルサウンドでは、新作『ドラえもん』について考察。音楽ジャーナリストの柴 那典氏が、作の聞きどころと数々の仕掛けについて迫った。(編集部) 星野源は大胆にJ-POPをアップデートしている 同じ時代に生まれてよかったーー。 先日フジテレビにてオンエアされた音楽放談番組『心のベストテン』にて筆者とダイノジ・大谷ノブ彦さんが星野源の新曲「ドラえもん」

    星野源「ドラえもん」は全世代を魅了するパーフェクトなポップソングだ 柴 那典がその仕掛けに迫る
  • 星野源の“遊び”は新しいレベルに突入した 「Family Song」完成までのトライを追う

    大好きなブラックミュージックを血肉化して、それをJ-POPのなかで説得力のある音として鳴らすこと。2010年のデビューアルバム『ばかのうた』に端を発する星野源さんの約7年のソロキャリアは、その実現に向けた格闘の歴史と考えていいでしょう。 星野さん言うところの「“ブラックミュージックを自分の音楽と融合し、イエローな音楽に変換する”という実験」が始まったのは、2011年3月リリースのソロ初シングル『くだらないの中に』のカップリング曲「湯気」。以降、彼はさまざまなステージでさまざまな試行錯誤を重ね(その過程については映像作品『YELLOW VOYAGE』初回限定盤のライナーノーツ「Voyage to “YELLOW MUSIC”~『YELLOW DANCER』を紐解く~」に詳細に記しました)、2015年12月の4枚目のアルバム、『YELLOW DANCER』をもって数年に及んだ「実験」にひとつの

    星野源の“遊び”は新しいレベルに突入した 「Family Song」完成までのトライを追う
    gdno
    gdno 2017/08/23
    彼は基本的にすべての打席で場外ホームランを狙っているような男
  • 星野源が示す、これからのスタンダード「過去からつながった“いま”の最先端として表現したかった」

    星野源が、10thシングル『Family Song』を8月16日にリリースした。リアルサウンドでは、音楽ジャーナリストの高橋芳朗氏によるインタビュー特集を展開。今回はその第3弾をお届けする。 今回のインタビューでは、『Family Song』収録曲の「肌」、「プリン」、「KIDS (House ver.)」それぞれの楽曲にあるサウンドのテーマ、メッセージについても言及。そしてアートワーク、ミュージックビデオにまつわる話からは、“いま”の最先端として音楽をつくる星野源の今作での総括が語られている。(編集部) こういう音楽がCMから流れてきたらニヤニヤしちゃうな (※前回までのインタビューはこちら→第1回:星野源、「Family Song」で向き合った新たな家族観「“これからの歌”をまたつくりたいと思った」/第2回:星野源が語る、J-POPとソウルミュージックの融合「やってみたかったことが見事

    星野源が示す、これからのスタンダード「過去からつながった“いま”の最先端として表現したかった」
  • 星野源が語る、J-POPとソウルミュージックの融合「やってみたかったことが見事に合致した」

    星野源が、10thシングル『Family Song』を8月16日にリリースした。リアルサウンドでは、音楽ジャーナリストの高橋芳朗氏によるインタビュー特集を展開。今回はその第2弾をお届けする。 今回のインタビューでは、『Family Song』の世界観の中でもサウンド面について掘り下げ、テーマとなったソウルミュージックの取り入れ方やレコーディング秘話、各楽器によるアプローチなど試行錯誤を繰り返しながら取り組んだという詳細な話を聞くことができた。(編集部) ソウルとブルーアイドソウルの両方に影響を受けた (※前回のインタビューはこちら:星野源、「Family Song」で向き合った新たな家族観「“これからの歌”をまたつくりたいと思った」) ーー先ほどもちょっと話に出ましたけど、音楽的なところでは「60年代末から70年代初頭のソウルミュージック」を目指したとのコメントがありました。単に「60年代

    星野源が語る、J-POPとソウルミュージックの融合「やってみたかったことが見事に合致した」
  • 星野源、「Family Song」で向き合った新たな家族観「“これからの歌”をまたつくりたいと思った」

    星野源、「Family Song」で向き合った新たな家族観「“これからの歌”をまたつくりたいと思った」 星野源が、10thシングル『Family Song』を8月16日にリリースした。今回リアルサウンドでは、前作『恋』リリースインタビューに続き、音楽ジャーナリストの高橋芳朗氏による星野源インタビューを掲載。3回にわたる特集でお届けする。 第1回のインタビューでは、『恋」以降の制作への意識の変化や『Family Song』の作品背景、「家族」というテーマについて語られた。星野源がこれまでの作品を経て新たに意識をもったこと、表題曲が主題歌を務める『過保護のカホコ』(日テレビ系)との関係から、今作がブラックミュージックを昇華した作品であることなどについてじっくりと語っている。(編集部) 『YELLOW DANCER』でやっていたことをもう一度引き戻したい ーー去年9月の『恋』のリリース直前のイ

    星野源、「Family Song」で向き合った新たな家族観「“これからの歌”をまたつくりたいと思った」
  • 星野源のダンスを“踊りたくなる”理由 「恋」「SUN」「化物」「夢の外へ」の共通点を考察

    シンガーソングライター、俳優、文筆家など、マルチな分野で活躍する星野源が、5月17日にミュージックビデオ集『Music Video Tour 2010-2017』を発売した。同作には「くせのうた」「くだらないの中に」といったデビュー初期の名曲から、「化物」「地獄でなぜ悪い」「Crazy Crazy」「SUN」、そしてYouTubeで5月30日現在1億3千万回再生を突破し、大ヒットを記録中の「恋」まで、全13曲それぞれのMVが収録されている。また、各曲の合間に収められた星野自身が撮影時のエピソードなどを交え、コメントしている映像も必見だ。 星野源『Music Video Tour 2010-2017』 今回のMV集には、星野のダンスが話題となった楽曲も収録されている。なかでも、社会的ムーブメントを巻き起こした「恋」の“恋ダンス”は、テレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)のエンディ

    星野源のダンスを“踊りたくなる”理由 「恋」「SUN」「化物」「夢の外へ」の共通点を考察
  • 俳優・及川光博の力量恐るべしーー『サクラダリセット』無意識のツンデレぶり

    一般的には『相棒』シリーズのイメージが強いかもしれない。だが映画俳優としての及川光博の印象を決定づけているのは、何と言っても活動初期の悪役っぷりである。『漂流街 THE HAZARD CITY』『キューティーハニー』『CASSHERN』……三池崇史、庵野秀明、紀里谷和明という作家性の強い監督たちに立ち続けにヒール役で起用された事実は、“ミッチー”として一世を風靡した時代背景のみならず、演じ手の質がそこにあったからではないか。 メガネも似合う及川光博には、どこかインテリヤクザの匂いがある。知的で、非情で、マッチョな単細胞人間を心底軽蔑しながら、同じ土壌に属し、そいつらとはまったく違うルートでのし上がっていく男。冷徹さの中に激情を宿し、キレたら、あらゆるヤツらを虫けらのように踏み潰す。上から目線がここまでサマになり、さらにセックスアピールになりうる存在は、もはや21世紀においては「絶滅危惧種

    俳優・及川光博の力量恐るべしーー『サクラダリセット』無意識のツンデレぶり
    gdno
    gdno 2017/05/24
    珍しいべた褒め。うん、サクラダリセットの役はよかった。
  • 星野源はジャンルを超越したエンターテイナーだ 「伊丹十三賞」獲得などから存在感を検証

    星野源は、他に類を見ないエンターテイナーだ。近年の彼の活動は、その才能の多彩さを裏付けている。 彼が先日、最年少で受賞した「伊丹十三賞」は、ジャンルを超えて活動した昭和の代表的な文化人のひとり、故・伊丹十三氏の遺業を記念して設立されたもの。過去受賞者にはタモリや糸井重里といった錚々たる名前が並ぶ。実は星野はタモリが会長を務める「日変態協会(NHK)」の会員。言われてみれば、星野がラジオやエッセイで見せる、品のある変態性はタモリらに共通する部分がある。(例えば、自身のラジオ『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のノベルティは「オリジナルTENGA貯金箱」である。) 今回の「伊丹十三賞」の受賞はそんな変態性と合わせ、彼の多彩な才能が認められたことを証明しているようだ。ちなみに星野の受賞理由は「音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断し、どこか息の詰まる時代に、エンターテイナーとして驚く

    星野源はジャンルを超越したエンターテイナーだ 「伊丹十三賞」獲得などから存在感を検証
  • 星野源の“声”はなぜ人を魅了する? “柔らかさ”と“普通さ”がもたらす個性

    星野源が、先日公開されたアニメーション映画『夜は短し歩けよ乙女』で“黒髪の乙女”に夢中になる先輩役の声を演じている。 星野が演じる先輩は、口は達者だが好きな女の子に真正面からぶつかることができないダメな男という役柄。星野が公開前から語っていたとおり、劇中では「絶叫しっぱなし」。ふだんの語り口調はゆったりとした印象のある星野が、早口の長台詞にも挑戦。SNS上では「最初は滑舌に不安を感じたが、最後にはそれが先輩のキャラに合っていると感心した」という肯定的な感想も出ており、星野源が持つ“声”の新たな魅力が引き出された作品となっている。 星野は、過去にアニメ『聖☆おにいさん』で、人間界にイエスと共に降り立ったブッダの声を担当している。ふわっとした優しい雰囲気を持つブッタというキャラは、星野の声質ともマッチしていた。そんな星野源の“声”が、彼の魅力として挙げられることは少なくない。歌声を評価されるの

    星野源の“声”はなぜ人を魅了する? “柔らかさ”と“普通さ”がもたらす個性
  • 星野源はなぜ“人気者”になった? 黒柳徹子とのトークから“不思議な魅力”を考える

    アニメーション映画『夜は短し歩けよ乙女』への声での出演、エッセイ集『いのちの車窓から』(KADOKAWA)刊行など、「恋」ヒット後も精力的に活躍を続ける星野源。彼が日4月10日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。黒柳徹子とのトークにより、星野源の“不思議な魅力”が解き明かされた放送となった。 番組で星野は“恋ダンス”がブームになっても、しばらくの間自身が“人気者”になっている実感がなく「遠い国の話を聞いている」ようだったと語った。「徐々に理解していった感じですね」としみじみした表情を見せた星野だが、黒柳と共演した2015年の『紅白歌合戦』(NHK総合)でパフォーマンスした「SUN」でも、既にそのエンターテイナーぶりを見せつけていた。 さらに星野は、故・中村勘三郎と舞台『ニンゲン御破算』で共演したことを振り返り、中村から舞台裏で「家に帰ってお風呂に入っているときは当に一人なんだよ」と

    星野源はなぜ“人気者”になった? 黒柳徹子とのトークから“不思議な魅力”を考える