(多少ネタバレ含みつつ紹介します。内容の記憶違いもあるかも) ・カエルちゃん 既にあらゆるブログで言及されているように舞城小説の中に「殺され続ける女の子」のモチーフは多い。 普通の高校生達と、ほぼ木記ちゃんみたいな女の子が主役の短編『ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート』はその筆頭だが、 似た設定の『添木添太郎』がやばい。 誰も死なない少年少女の青春もの(小学生の子供達の話よ!?)ぽい体裁で、良くまああんなに落ち込むラストにするな。 苦しく後味が悪く恐ろしく、超面白い。(短編集『キミトピア』に収録されてるよ!) やはり似た話の連作『淵の王』の3編目、中村悟堂くんの話には突然「ロミオメール」というワードが出てきて流石に笑った。 ・酒井戸(名探偵) まさに初期のメフィスト舞城の基本主人公。 トラバの指摘通り、舞城のミステリは全くロジカルではなく、メタかつ重複する世界の中でひたすらカオスに陥っ
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