東京でもひときわ繁華街として存在感を放つ、新宿・歌舞伎町。低層の雑居ビルがひしめく中、天まで突き抜けるようにすっくと立っているビルがある。 東急歌舞伎町タワーだ。歌舞伎町ゲートをくぐり、新宿東宝ビルつきあたりを左に抜けていった先にある大型複合施設。2023年4月に開業し、地上48階地下5階建て高さ約225mと、その規模から新宿を代表する施設になると多くの人が期待を寄せてきた。実際、開業1ヵ月目にして来場者数は100万人を突破する大盛況ぶりを見せた。 私も開業から今まで何度か足を運んでいたが、最近は訪れていなかったので久しぶりに行ってみたら、驚いた。「ガラガラ」なのだ。 いったい、歌舞伎町タワーで何が起こっているのか。現地を歩きながらレポートする。 「ネオ トーキョー」は歌舞伎町に広がっている私が訪れたのは、平日の午後。歌舞伎町はインバウンド観光客にも人気の街で、平日でも多くの人が街を闊歩し