夏休みに入り、サマーキャンプや部活動の合宿などで、新型の豚インフルエンザに集団感染する例が続いている。学校に代わり、若者が集まる行事をきっかけに、広がっている形だ。夏本番で行事は増える一方、感染の広がりはおさまらず20代までの感染者は全体の8割を占め、専門家は注意を呼びかけている。 川崎市では先月末、市が主催するぜんそくの小学4〜6年生を対象にしたサマーキャンプで集団感染があった。ボランティアの大学生スタッフが発症、その後11人の小学生の感染が分かった。 3泊4日の日程で八ケ岳を訪問。体を鍛え、友人をつくることを目的にしていたが、最終日のプログラムはほとんど中止になったという。 ぜんそくは新型インフルで重症化しやすいとされる。市の担当者は「いまのところ重症例はなく軽快している」と話す。 10人の生徒の感染が確認された千葉県の私立高校。症状のある人も含めると57人にのぼり、うち49人