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2021年8月30日のブックマーク (2件)

  • TVアニメ『恋きも』と『ひげひろ』が見せる純愛志向の極致:現代日本の病理としての「恋愛」中毒|髙橋優

    はじめに ひとたび択び、その関係を継続したいと考えるなら、相手が、相手との相性が、ステキだと信じることは結婚生活の維持に有益だ。そこでひとめぼれや運命といった物語を利用することは無為とは言えない。とはいえ、それは独身脱出後に関係を円滑に継続させるために利用する「物語」であって、独身脱出前の「幻想」とならないよう注意しなくてはならない。そしてまた、独身脱出後であったとしても、この「物語」がいつしか「幻想」へと変質して、たとえばDVを受けながらも相手を運命の相手と信じて離婚に踏み切れないというような悲惨な状況に陥らぬように注意しなくてはならない。 (佐藤信『日婚活思想史序説:戦後日の「幸せになりたい」』東洋経済新報社、2019年、165-166頁) 2021年4月期には、奇遇にも同じタイミングで、20代後半(アラサー)のサラリーマンと女子高生との「年の差」の恋愛模様を描くTVアニメが二作品

    TVアニメ『恋きも』と『ひげひろ』が見せる純愛志向の極致:現代日本の病理としての「恋愛」中毒|髙橋優
    genosse
    genosse 2021/08/30
    ある性関係に対し病理を見出すのは色々危うい議論と思うが、世代間を超えた関係についてはそれを問題視しないのは、ルービンが指摘した性関係の階層構造(https://mtwrmtwr.hatenablog.com/entry/2017/04/04/203915)がなお有効な証拠
  • ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア――久里浜医療センター「ゲーム障害の有病率5.1%」論文のからくり/井出草平 - SYNODOS

    ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア――久里浜医療センター「ゲーム障害の有病率5.1%」論文のからくり 井出草平 社会学 社会 エグゼクティブ・サマリ 久里浜医療センターの樋口進氏らのグループが発表した論文から、ゲーム障害を過剰診断していく方針が読み取れる。この論文は厚労省・文科省の政策にも影響があると考えられ、ゲーム好きの健康な子どもや若者たちが、精神疾患とレッテルを貼られ精神科病棟に入れられる未来も現実味を帯びてきた。 先日、ゲーム障害の有病率調査が久里浜医療センターによって発表された。【注1】英語論文として発表されたため、まだ一般には知られていないが、専門家の間ではかなり話題になっている。というのも、久里浜医療センターはゲーム障害でない人を診断しようとしているのではないか、と、いわゆる過剰診断を懸念する声が湧き上がっているからである。 稿では、久里浜医療センターの研究を紹介

    ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア――久里浜医療センター「ゲーム障害の有病率5.1%」論文のからくり/井出草平 - SYNODOS
    genosse
    genosse 2021/08/30
    精神医学自体が、主流社会を維持するため、逸脱した人間を病気扱いするシステムだという観点に立てば、この現象には何の不思議もない。問題は、こういう仕組みを批判する人が政治的立場を問わず少なくなっていること