新型コロナウイルス患者の救急搬送などに携わった消防職員の9割が、最初の流行開始から2年近くたった第6波(2021年11月~22年6月)以降も、自分や家族らの感染に不安を抱えていたことが、名城大と筑波大の研究チームが7日に発表した調査結果で明らかになった。不安の度合いは以前の調査より増している。新型コロナは今年5月に5類に移行したが、チームは「引き続き、救急現場のストレスに目を向けるべきだ」と指摘している。 チームは20年の第2波と21年の第5波直後にも同様の全国調査を実施。今回は22年1月以降の状況について、23年8~10月にオンラインで調査し、消防職員2244人から回答を得た。...