日本共産党の畑野君枝議員は19日の衆院予算委員会で、過労死ライン(月80時間の残業)を超えて働く教員の実情を示し、「長時間労働の解消に見合う教員定数増こそ行うべきだ」と求めました。 文部科学省の調査では、過労死ラインを超える教員の割合は小学校で33・5%、中学校で57・6%です。持ち帰り残業を含めれば、小学校で57・8%、中学校で74・1%が過労死ライン超えと指摘する研究者もいます。 畑野氏は、2014年6月に過労自殺した福井県の27歳中学校教員の例を紹介。学級担任、社会と体育の教科指導、野球部の副顧問をしており、休みは月2~3日、4~6月の時間外労働は月128~161時間。残された日記には「今欲しいものは、と問われれば睡眠時間」と書かれていました。 畑野氏は、背景に授業時数の増加があると指摘。1998年度に比べ、2011年度は授業コマ数が278も増えたとして、長時間労働の原因は「学習指導