【衝撃事件の核心】「怒られ、お互い嫌な気分になる前に…」父親を刺殺した15歳少女の“破滅願望” (1/5ページ) 「人の顔色を見て生きるのに疲れた…」。父親を刺殺した埼玉県川口市の私立中学3年の長女(15)は犯行動機について固く口を閉ざしてきたが、ここにきてようやく胸の内を語り始めた。勉強や対人関係のストレスを抱えて行き詰まり、家族との心中を考えていたという長女。成績の低下を知られれば親に怒られる。親も自分も嫌な気分になる。そうなる前に一家無理心中を−と考えた長女。短絡的なのか、弱すぎるのか、事件を引き起こしたのは長女の「破滅願望」だった。 ようやく語られた「動機」 「お父さんが家族を殺す夢を見たから、殺そうと思った」 逮捕直後、長女の供述に埼玉県警の捜査員は困惑した。 犯行を思い立った時期について問われると、長女は「(犯行直前まで)部屋で寝ていて、目覚めたときに刺そうと思った」などと説