この世界にはありとあらゆる痛苦にあふれており、それを見るのに特に想像力を必要としない。 だがブログにあからさまに書かれているように見える不幸や痛みに関しては、特に注意を払った上でこれを読まなければならない。 ブロゴスフィアにあるのはしばしばきらびやかに化粧された不幸であり、脚色され、多くの読者に読まれることを想定され新しく新規作成された痛みであることに注意せよ。 本当にあったことを語るためには、嘘をつかなければならないという命題が真であるとしても、もっとも信頼できないのはなまじ文才があり、自分の不幸に関して饒舌なブロガーである、と言える。