「自分らしくやればいい」だったり、「自分らしいやり方で」とよく聞く。わたしもよく言う。 でもこの「自分らしく」ってなんだろう。「自分らしいやり方」ってどうやって見つけるんだろう。 わたしは「自分らしさ」とは、自分らしくないことをいっぱいしてみて見つかるものだと思っている。 赤ちゃんの頃は、だれもが「スーパー自分らしく」生きている。 自分らしく泣き、自分らしく寝る。自分らしいやり方でハイハイし、自分らしく笑い、自分らしく嫌がる。 けれど少しずつ大きくなり、幼稚園にいく頃には親に「こうしなさいああしなさい」「あれはダメこれはダメ」と言われたり、集団生活の中で「こうしようね」「こんなことしちゃダメだよ」と言われたりして、自分らしさよりも人から言われたことを守ろうとする気持ちが出てくる。 そこで「わたしはこうしたい」という気持ちよりも、周りを気にしたり、他人から言われたことを優先したりすることで「