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ブックマーク / ururundo.hatenablog.com (16)

  • これでいいのだろうか? - ururundoの雑記帳

    あちらこちらの山肌に まるで そうめん流しのように 杉の木が倒れ 屋根が飛び 六日間の停電 十日間の携帯 電話の不通。 そんな去年の台風を思うと 昨日の台風はまだ我慢が出来た。 用意した発電機も カップラーメンも バスタブに溜めた水も 使わずじまい。 まずは よかった。 でも 次はどうなるか分からない。 とても 不安だ。 ニュースで見る被災地の凄まじさに 心が暗くなる。 長い間かけて築き上げてきた物が 一瞬にして消えてしまうという 現実を目の当たりにする。 明日は我が身 一寸先は闇を 思い知らされる。 うちの周りの雨は止んでも 川はいつまでも黄土色が消えない。 そして 水かさも減らない。 上流でまだ雨が降り続いているのだろう。 5、6年前から 台風 豪雨の規模が確かに以前と変わった。 気候変動という文字が 非常に重く感じる。 これからの日の行き方と生き方。 これでいいのだろうか。 最近 

    これでいいのだろうか? - ururundoの雑記帳
  • ストンっと 突然秋になった - ururundoの雑記帳

    次々と花が咲き始める春は 日差しが明るくなり 空気も暖かく 長い冬の後の 喜びを感じたものだ。 今は 萱たちが 川べりを彩る。 灰色 赤銅色 薄茶色 どの穂も静かな色合いで 川の流れの音を聴きながら 軽やかに揺れている。 そして 空気も冷たく ストンっと 突然 秋になった。 羽根の薄汚れた扇風機 強い日差しを遮り続けた木綿のカーテン 草臥れた半袖のTシャツ。 夏の名残りが戸惑いながら なんだか居心地が悪そうだ。

    ストンっと 突然秋になった - ururundoの雑記帳
  • 土から来て 土に帰る靴   - ururundoの雑記帳

    Native Shoesの   Plant Shoe(Google画像より) とても面白い話を読んだ。 もう知っておられるかもしれない。 カナダにNative Shoesというメーカーがある。 日でも売られている。 そのNative Shoesが 持続可能な素材を使ってを作っている。 美しい水の惑星 地球を プラスチックごみから守ろうという趣旨から始まった。 の内部はユーカリのパルプ 上部はオーガニックコットン つま先はパイナップル外皮 接地面は植物性ジュート オリーブ油に浸すのは強さと防水の為。 これ等の材料は驚くような物は何もない。 完全に植物で生物分解可能な。 土から来て 土に帰る。 沢山のメーカーが プラスチックの使用を制限しようと 色々な試みをしている。 その一部が Allbirds  Everiane  Adidas etc 自然にやさしいは 私たちの足にもや

    土から来て 土に帰る靴   - ururundoの雑記帳
  • 濃紺の小さな実 - ururundoの雑記帳

    厚く積もった雪は 雨が降るくらいでは すっかりと溶けきれない。 私の周りは 相変わらずモノクロの 禁欲的な風景だ。 おや? 彩りのない崖に群れている 黒い実の様なもの。 ああ、これはどんな花だったのか。 思い出せそうにない。 濃紺のブルーベリーに似て 3のかわいい棘を持つ。 花のない世界で 地味に自己主張している 小さな実の群れ達。

    濃紺の小さな実 - ururundoの雑記帳
  • 金柑を煮た - ururundoの雑記帳

    うちで使っている薪ストーブは 漁村の番屋で使われている様な 鉄板の安価なものだ。 鋳物ストーブも試してはみたが うちには「番屋スタイル」が一番あっていると 結局これに落ち着いた。 朝一番に薪に火をつけ どんどん薪を放り込むと 15分程で熱湯が沸く。 ストーブの上に 網を置きパンを焼く。 こんがり焼けたパン。 今日 みかん農家から みかんのおまけに 金柑を貰った。 紀伊半島の密柑山で 緑の葉っぱの間で たわわに実っていた金柑。 べるのも 加工するにも 「ああ 面倒だなぁ」 半分に切り 種を取り 砂糖をたっぷりまぶして ストーブの上に。 コトコト コトコト。 濃厚で香りよく 皮まで柔らかく煮えた。

    金柑を煮た - ururundoの雑記帳
  • ホッとしている私の心 - ururundoの雑記帳

    明るい太陽に照らされた 冬の楢林の山。 葉の落ちた樹々。 鹿が歩いていないかと 黒い物が動いていないかと 私はじっと山に目を凝らす。 水をたっぷり含んだ雪が 椿の枝から 大きな音をたてて落ちた。 驚いて振り向くと 枝がゆさゆさと揺れていた。 あちらこちらで 野鳥達の声が響く。 凍える川の流れは 音までもが鋭い。 日暮れが遅くなり ぼんやりとした靄の向こうに 半分の月が浮かんでいた今日。 ふーっと白い息を吐き ほっこりとする。

    ホッとしている私の心 - ururundoの雑記帳
  • 穏やかな山里の彩り - ururundoの雑記帳

    大雪の後 お天気が続いたり 小雨が降ったりした。 雪の量が こそっと減り 生活がとてもしやすい。 今日も 気持ちのいい夕方だ。 淡いピンクに染まった雲。 防災無線から聴こえる 「夕焼け小焼け」の曲。 冬は4時半 春と秋は5時 夏は5時半に。 姿を見せないヒヨドリの群れが あちらこちらで ぴーぴーとやかましい事。 雪の溶けた水が コロンコロンと音をたて 山の間から落ちて来る。 どの音も色も 穏やかな山里の生活の彩りだ。

    穏やかな山里の彩り - ururundoの雑記帳
  • 知的な雪の世界 - ururundoの雑記帳

    朝 カーテンを開けた窓から見える景色は それはゴージャスなものだ。 山の樹々に 粉砂糖を振りかけた様な白黒の世界。 流れる川まで暗い鉛色。 「冬は苦手だ」と言う人でも この雪の知的な世界の美しさに 溜息をつくのではないか。 雪かきに精を出した後 薪ストーブの上で いつも沸いている湯で淹れた紅茶を飲み 鋳物の鍋で コトコトと炊いたスープで体を温めよう。 昼間の防災無線で 市のどこかの街と村で 雪による停電を知らせていた。 冬至の後 少しずつ日暮れが遅くなる。 春迄の三ヶ月 雪の川を疾走する カワガラスの声を聞いたり 枝にたまった雪が 大きな音をさせて落ちるのに 驚いたりしながら 雪解けを楽しみに過ごそうと思う。 _______________________ いつも退屈な私のブログに訪問して頂き ありがとうございます。 今年の雑記帳は今日まで。 来年は4日から再開します。 又、新年にお会いし

    知的な雪の世界 - ururundoの雑記帳
  • 期待と緊張の季節 - ururundoの雑記帳

    日暮れがほんの少しだけど遅くなった。 誰もが嬉しいと言う。 冬が始まったばかりで 春が来るのはまだまだ先なのに。 雪に又埋まり 凍った道に気を使いながら 「やっぱり自然には勝てない」 と思い知らされる季節。 期待と緊張で迎える そんな季節は冬だけだ。

    期待と緊張の季節 - ururundoの雑記帳
  • 帰ってきた文庫本 - ururundoの雑記帳

    琵琶湖 東岸 大阪で泊まったホテルに を忘れた。 寝る前に読み 枕の横に置いたまま。 Amazonで1円で買った文庫。 ホテルから 着払いで送られてきた 料金は801円。 「おお お帰り」 数日の間 私の元を離れた 見慣れたの帰宅。 迷って彷徨っていた 犬が帰ってきた様に 私はとても嬉しい。

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  • 北風と冷たい雨の日 - ururundoの雑記帳

    (カラー写真) 北風と冷たい雨の一日だった。 でも大丈夫。 首にネックウォーマーをし ライトダウンのジャケットで どこまでも歩いて行けそうだ。 底冷えのする京都で鍛えた体は 標高500m(?)の山の村でも 充分通用するものだ。 道路にまき散らされた融雪剤。 雨に溶けたそれは 車に白い模様を付ける。 嬉しくはないが これも冬の風物詩。 22日が冬至。 そろそろ日の入りが遅くなる時期に入る。 それだけで心が晴れてきませんか? 夜明けの山の樹々に霧氷が付き 太陽が昇ると キラキラと輝く雫になって 落ちて来る。 「ああ 綺麗だ」

    北風と冷たい雨の日 - ururundoの雑記帳
  • ベルギーのチョコレート - ururundoの雑記帳

    箱にかけられたリボンを解き 蓋を開ける。 小さなチョコレート達が2段。 ホワイトチョコの 大理石のレリーフみたいなのが 特に好きだ。 ボッティチェリのビーナスの貝 シーザーのマントの房飾り ギリシャ神殿の円柱のどこか。 そして 一つを指で摘み 半分をかじる。 中には淡い色と味のマジパン。 アメリカのピーナツが たっぷり入った板チョコは 銀紙をバリバリと破り ムシャムシャとべる。 お土産に貰ったベルギーのチョコ。 綺麗にリボンを解き ゆっくりと蓋を開け チョコを眺め・・・ べるまでに 随分と時間がかかる。

    ベルギーのチョコレート - ururundoの雑記帳
  • 周りは秋色 - ururundoの雑記帳

    京都や大津で 青空のいいお天気でも 山の中では 雨が降ったり止んだりの日だ。 黄色や茶色の紅葉の葉っぱが 雨に濡れて より趣き深くなった。 こんな日に 歩いて帰って来ると に渋い色の葉っぱが 貼り付いている。 周りは全部秋色で 晩秋という言葉の 響きも字も美しい。

    周りは秋色 - ururundoの雑記帳
  • 黄色い葉の植物 - ururundoの雑記帳

    「これはどんな花だっただろう?」 葉っぱが黄色になり 花から種に変わろうとしている 釣鐘状の額の植物が 群れている。 夏の間 葉は青く 花は紫か黄色か・・・? 元気に花が咲いている時は 気がつかず 秋の終わりの今頃に 私の目に留まる。 私のズボンの裾が 擦れなければ 気がつかなかった 黄色い葉の植物。 来年の春 又 会おう。 覚えておこうね お互いに。

    黄色い葉の植物 - ururundoの雑記帳
  • ウリハダカエデ(瓜膚楓) - ururundoの雑記帳

    ウリハダカエデ 黄からオレンジへ そして赤へ。 紅葉したウリハダカエデの落ち葉。 選んで拾って帰り 並べて写真を撮る。 「見て 見て こんなに綺麗ですよ」 と 自慢している私が見えるだろうか? に挟んだり 額に入れて飾ったり と 色々考えるが 茶色になり 土に還って行くのが 一番相応しい。

    ウリハダカエデ(瓜膚楓) - ururundoの雑記帳
  • ふかふかの冬布団 - ururundoの雑記帳

    朝晩 ストーブに薪をくべ始めて随分になる。 なのに 布団が薄い夏布団と毛布だけだったなんて。 冬の布団を出した。 ふかふかの冬布団。 暖かい布団にもぐりこんで 眠る事の出来る幸せ。 質素だが3度のご飯を 美味しくべる幸せ。 雨露をしのげる小屋のある幸せ。 禁欲主義者では決してない。 だが 日暮れの早い今の季節 私は心底そう思うのだ。 ストーブに鍋を置き 甘い豆を炊いたり 大根を炊いたりして 日暮れの暗闇から抜け出そう。 暖かさに包まれた冬の暮らしは 何よりの豊かさだ。

    ふかふかの冬布団 - ururundoの雑記帳
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