CMake は、Makefile や Visual Studio プロジェクトといったビルドツール用ファイル群を生成するだけでなくコンパイルや単体テストの実行もできる。もちろん make や msbuild コマンドでビルドも単体テスト実行もできるのだけれど、cmake コマンドから行うと各ビルドツールのコマンドラインオプションを忘れても良いため、Linux と Windows を行ったり来たりしながら開発する場合などは少し脳ミソの負担が軽減される。また、地味ながらリリースビルド時に msbuild の長ったらしいコマンドラインオプションを打たずに済むのもメリットかもしれない。あと、単純に実行するだけなら単体テストランナーの実行ファイルを直接指定して実行する必要が無いため、単体テストランナーの出力パス等を忘れられる点もメリットかもしれない。 以下、もう少し詳細に書いておく: 目次 動作確認
Windows版Google Chromeでは、2月に安定版がリリースされたChrome 64以降でコンパイラーにClangが使われているそうだ(LLVM Project Blogの記事、 Ars Technicaの記事、 BetaNewsの記事、 Neowinの記事)。 Microsoft Visual C++(MSVC)からClangに移行する計画は数年前から進められており、MSVCビルドとClangビルドによるA/Bテストも実施していたそうだ。既に他のOS版はClangでコンパイルされているため、Windows版の移行によりClangへの移行が完了したことになる。ただし、ClangはVisual Studioに加えて使われるもので、置き換えるものではないという。現在もWindows版ChromeではMicrosoftのヘッダーやライブラリ、SDKバイナリを使用しているほか、Windo
こんにちは。 つい先日、Visual Studio 2017がリリースされましたので、今回は急遽予定を変更して、Visual Studio 2017 Communityによるビルド/デバッグ環境のインストールと設定方法を説明します。 また当講座ではCMakeも使いますので、WindowsへのCMakeのインストール方法も説明します。 手順としては簡単で下記3つです。 ダウンロードする インストールする Visual Studioへサインインする 2.は、インストール・オプションにもよると思いますが、後述の設定の場合、1時間弱程待たされます。その間は他のことをしていても良いですので、ご飯でも食べてTVでも見ながらゆっくり待てる時に始めましょう。 また、サインインしない場合、30日間Visual Studio 2017 Communityを使えますが、その後使えなくなるようです。サインインして
このブラウザーはサポートされなくなりました。 Microsoft Edge にアップグレードすると、最新の機能、セキュリティ更新プログラム、およびテクニカル サポートを利用できます。 April 2016 Volume 31 Number 4 Visual C++ - C++ の将来に向けたマイクロソフトの後押し Kenny Kerr | April 2016 Visual C++ は時代遅れと言われています。最新かつ最高の C++ 機能が必要ならば、Clang や GCC を使用すべきだという声も聞こえてきます。そこで今回は、現状に対する変化、根本にある問題、力関係の乱れなどについて考えてみようと思います。たしかに Visual C++ コンパイラには非常に古いコード ベースが含まれ、マイクロソフトの C++ チームは新機能をすばやく追加するのに四苦八苦しています (goo.gl/PjS
Visual Studio Codeは0.5.0のときにインストールして使ってみてしばらく様子見だなあって思ってあまりまじめに使っていなかったのですが、オープンソース化されたので一念発起してv0.10.1までアップグレードしてまじめに使うことにしました。 その際にショートカット一覧の日本語翻訳とかないかな?ってふと疑問に思ったらQiita上にありました。 VS Code キーボードショートカット一覧 (オススメ付き) ただ、Windows版(Linux版)とMac版の違いが割とかなりあるのでMac版まとめました。 ちなみにidには当然ながら違いはありませんでした。 eluestkさんの日本語訳を参考にさせていただいたので感謝です。 ほぼまるパクりです。ありがとうございました。 2つ以上のOSで使う人が両方参考した人が混乱しないようにというのもあります。 めんどくさいとかではないです また、
■さらにNuGetを便利に使う NuGetは1~2カ月の間隔でバージョン・アップが行われており、現時点で最新版のバージョン1.5が公開されている。それぞれのバージョンでバグ修正と機能追加が行われているが、その中でもバージョン1.4では大幅な機能追加が行われている。 ちなみに前編で紹介したUpdate-Packageコマンドを利用した一括更新は1.4での新機能だ。これからパッケージの作成と公開を行う前に、NuGetをさらに便利に使うため、大幅な機能追加が行われたバージョン1.4と最新のバージョンである1.5の新機能について説明を行っておこう。 ●NuGet 1.4の新機能 NuGet 1.4では主に以下のような機能が追加されている。 ・Update-Packageコマンドの強化 すでに説明を行った一括更新以外にも、以下のようにパッケージ単位やプロジェクト単位でのアップデート機能や、“安全な”
NuGetには対象のライブラリの他に、デバッグシンボルとソースを含んだシンボルパッケージ(Symbol Package)を作成することが出来ます。公式のNuGetギャラリーで公開する場合、SymbolSource.orgにシンボルパッケージをデプロイすることで自動的にパッケージを関連付けてPDBファイルをダウンロードし、Visual Studioでソースコードにステップインを行うことができます。 これを『ローカルネットワーク上のプライベートリポジトリでも行えないか?』と思って調べてみると、NuGet.Serverを拡張したNuPeekというプロダクトがありました。 これを試してみたので、以下のステップでエントリにまとめてみたいと思います。 NuPeekの準備 ライブラリおよびシンボルパッケージの作成と配置 Visual Sutdioでの設定 パッケージの利用 <2013/04/09 23:
NuGetを使うと多くのOSSライブラリを手軽に導入できるため、非常に便利です。しかし、NuGetの真髄はライブラリの導入ではなく、「パッケージ管理」にあります。本稿では、チーム開発における諸問題を解決するために、NuGetがどのように使えるか、実例を元に紹介していきます。初回はチーム開発におけるライブラリ配布の問題点を、NuGetを使ってどのように解決できるかを紹介します。 はじめに NuGetが2011年に公開されてから4年経ち、今ではOSSライブラリやマイクロソフト社の公式ライブラリの配布方法として、すっかり定着しました。そのおかげで、我々は新たにアプリケーションを作成する際、まずはNuGet Galleryから便利なライブラリをインストールするところから始めるようになりました。 ところが組織内の開発に目を移すと、独自ライブラリのdllファイルをファイルサーバーやバージョン管理システ
これまで趣味のビデオゲーム開発に、ビルドツールの GYP (Generate Your Projects) を利用してきました。 Visual Studio と Xcode のプロジェクト生成に GYP を使用している中で、まとまった具体例やドキュメントが管見の及ぶ限りなかなか見当たりません。 そこで今回は備忘録もかねて、Visual Studio 向けの具体的な GYP の記述例について、一挙にドドーンとまるっとまるごと紹介していきます。 今回は最新(2014 年 10 月現在)の Visual Studio 14 CTP を利用します。また Visual Studio で Clang for Windows (LLVM Clang 3.5) を GYP とともに利用する方法についても紹介します。 一般的な設定 GYP で Visual Studio のビルド設定を行う (msvs_se
GYP (Generate Your Projects) をご存知でしょうか。その名の通り、GYP はビルドツールで、ウェブブラウザの Chromium や JavaScript Engine の V8、そして JavaScript の実行環境に V8 を採用している Node.js など様々なプロジェクトで採用されています。 GYP はオープンソースです。Google Code で公開されており、誰でも手に入れることができます。 GYP は C++ をはじめ、ビルドを必要とする C や Objective-C を使用したプロジェクトにおいて、ビルドオートメーションを実現するために役に立ちます。 ただ、CMake や SCons に比べまだまだユーザが少なく、ドキュメントも豊富ではありません。そこで今日は GYP について紹介します。 GYP ってどんなもの? 例えばあなたが、C++ で書
はじめに Jenkins で .NET ソリューションのビルドとテストが出来るようになりました。これだけでも便利ですけど、欲を言えばテスト結果を Jenkins 上に表示したい。あと、コードカバレッジのレポートも表示できると、いろいろ捗りそうです。 ということで、テスト結果とコードカバレッジを Jenkins で表示することに挑戦しました。ちなみに Visual Studio 2010 のコードカバレッジ機能は Premium 以上のエディションで利用できます。 今回の作業は、次の記事を参考にしました。 hudsonでMSTestのテスト結果とカバレッジをレポートする設定をしてみた。 - 高知で働くひとのブログ そのままでは上手く動かないので、やったことをまとめておきます。 Visual Studio ソリューションの設定 テストプロジェクトが既に作成されていることを前提に進めていきます。
こんな感じでhudsonに表示される。 手順は以下。自分用のメモなので雑です! バッチファイルを作って、hudsonから叩く。 過去の結果があれば削除 del MsTestSample\TestResults\TestResults.trx rmdir /S /Q MsTestSample\TestResults\TestResult テスト実行 "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\MSTest.exe" /runconfig:MsTestSample\LocalTestRun.testrunconfig /testcontainer:MsTestSample\TestMsTestSample\bin\Debug\TestMsTestSample.dll /resultsfile:MsTestSample\Te
こんにちは! フェンリル社内で Microsoft のライセンスに一番詳しい(かもしれない) RAPT こと山口です。 普段は主に Sleipnir の開発をしていますが、Microsoft 製品を購入する際には、社内から「オトクに入手する方法はないですか?」などと声がかかります。 さて、今回は Visual Studio 2010 を入手検討中の個人開発者や中小規模の開発者グループ、これから学習しようとしている方々へ朗報です! 完全に新規購入であっても素直に新規購入するのではなく、ひと手間かけることでオトクに入手できる方法がありますので紹介したいと思います。 なお、ここで紹介する方法は、コンプライアンスに準拠しているのでご安心を! ■ 機能と価格 Visual Studio 2010 の機能、および各エディションの比較 http://www.microsoft.com/japan/vi
はじめに Visual Studioのユーザー様の多くは、作成したソフトを配布する際にVisual Studioに付属のインストーラー作成ツールを利用していると思います。 一方、インストーラー作成の専用ツールである「InstallShield」を使うと、Visual Studio付属のツールでは作成できない独自のアクションやユーザーインターフェイスなど、様々なカスタマイズが可能になります。 そこで本稿では、InstallShieldとVisual Studioに付属しているインストーラー作成ツールを比較しつつ、InstallShieldを利用したインストーラー作成の基本と特徴的な機能を紹介します。 対象読者 Visual Studioで開発を行っているユーザー インストーラー作成の自動化に興味のある開発者 InstallShieldを利用している方 「インストーラー作成ツール」とは Win
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