政府から売り渡される輸入小麦の価格が引き上げられたことを受けて、大手の製粉会社が4日から天ぷらやケーキなどに使われる家庭用の小麦粉の出荷価格を引き上げます。 値上げされるのは、天ぷらやケーキなどに使われる「薄力粉」と、うどんやお好み焼きなどに使われる「中力粉」の家庭用の商品です。最大手の「日清フーズ」の場合、合わせて12の商品を2%から5%ほど値上げし、1キログラム入りの薄力粉の主力商品では5円程度の値上がりになるということです。 また、「日本製粉」は薄力粉と中力粉の合わせて11の商品を、「昭和産業」は薄力粉の3つの商品を、いずれも1%から4%ほど値上げします。 今回の値上げは、小麦の国際価格が上昇しているとして、政府が、製粉会社などに対する輸入小麦の売り渡し価格を去年10月から平均で3%引き上げたことに伴うもので、家庭用の小麦粉の値上げは、去年1月以来、1年ぶりです。 これを受けてスーパ