米ルイジアナ州のミシシッピ川沿いの湿原で一緒にたたずむアオサギとアリゲーター(2010年5月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARK RALSTON 【3月5日 AFP】米フロリダ(Florida)州の大湿地帯エバーグレーズ(Everglades)で、ワニがいる場所の真上にシラサギやアオサギといった水鳥が巣を作るという一見危険な行為によって、実は水鳥とワニの両者が利益を得ているとする研究論文が今週、米オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に発表された。 水に落ちた鳥のひなはたちまちワニに食べられてしまうが、アリゲーターが近くにいると鳥の卵やひなを盗むフクロネズミやアライグマが近づかないため、鳥たちはアリゲーターのそばに巣を作ることによってかえって一定の保護を得られるという。 一方、鳥は餌が乏しいときなどに、最も弱いひなをわざと巣から落とし、ひなの数を減らす習性がある。これに
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