ずいぶんと頭のいい犬だ。生徒が購買部で食べ物を購入する様子を見ていた犬のネグロはある日、誰に教わるでもなくお札に似たものをもってきた。 葉っぱで買おうとするネグロ。 ネグロはコロンビアにあるダイバーシティ・テクニカル・エデュケーション機関でスタッフに育てられた。普段は校内を自由に歩き回っており、生徒やスタッフは時折、ネグロに売店でクッキーを買ってあげていた。 しかしある日、ネグロは口に葉っぱをくわえながら嬉しそうに尻尾を振って売店に来たのだ。アンジェラ・ガルシア・バーナル先生は「ネグロは自然とそうするようになった。大変驚いた」と証言する。 売店は特別ルールとして葉っぱでもクッキーを購入できる権利を認めた。今ではネグロは毎日葉っぱをくわえてクッキーをおねだりにくる。 「ネグロはいつも葉っぱで支払いをします。もはや習慣です」 賢そうな顔をしている。 葉っぱのお札でお会計。今日もクッキー買いに来