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小説に関するgingger4のブックマーク (8)

  • 描写のwhyとhowーほんとに描写が苦手な人のための、表現を導く発想法

    で、小説の文章は、場面、説明、描写からできているという話をしました。 今回は、そのなかで一番難しくて、「もう少し詳しく」というリクエストがあった、描写について考えます。 初級編なので、描写がとことん苦手な人のために、取っ掛かりになる考え方をひとつだけ取り上げます。 思っているまま言葉にしても伝わらない 作文で「(遠足に行きました。)楽しかったです。」とだけ書いて止まってしまう子供たちがいます(小学生並みの感想)。 作文指導だと先生は「どう楽しかったのかを書こう」と促します。 しかし、その子の中では〈楽しかった〉で完結しているので、どうもこうもありません。 これは何も子どもだけの話ではなく、人数で言えば大半の大人がほとんど同じです。 我々はほとんどの時間、世界を要約的に捉えています。 でないと世界から受け取る情報量が多すぎて処理できません。 要約的に捉えた世界を、捉えたままに書き出せば、当然

    描写のwhyとhowーほんとに描写が苦手な人のための、表現を導く発想法
    gingger4
    gingger4 2016/02/04
    自分の文章が小学生並みなのは何故?上手い人とどこが違うの?具体的に書けってどうするの? どうすれば伝わるの? という積年の疑問に答えてくれた 記事
  • 会話、論文、小説の言葉はどう違うか?日本語の文は4つのレイヤーからできている 読書猿Classic: between / beyond readers

    昨年は論文の書き方(→論文の道具箱)や小説の書き方(→創作の道具箱)を取り上げたが、今日は両者を包含する話題を取り上げてみたい。 日語の文は4つの層からなる あのー、どうやら今雪が降っているみたいですね という文は、次のような4層(レイヤー)が重なったものである※。 ○命題の層(レイヤー)……「雪が降っ」(雪が降る) 文の内容の核になる部分。 ここでは〈雪が降る〉という事態を示している。 ○現象の層(レイヤー)……「今___ている」 命題として表された事態の現れ方を示す部分で、命題の層を包むようにその外側に現れる。 事態が、時間的/空間的にどう現れるかを示したり、また肯定/否定的にどう現れるか(命題の事態が存在・現象するのか、しないのか)を示す層である。 つまり言葉と言語外の現実とが、どのような関係にあるかを示す層であるといえる。 ここでは命題として捉えられた事態(雪が降る)が、時間的に

    会話、論文、小説の言葉はどう違うか?日本語の文は4つのレイヤーからできている 読書猿Classic: between / beyond readers
    gingger4
    gingger4 2014/01/01
    相変わらずめちゃくちゃ分かりやすい
  • 文学新人賞の偏差値=この賞をとったらどれだけ本を出せるかをランキングしてみた

    今では作家になるには新人賞をとればいいのだと一般的に思われているが、これは意外に最近になってからの話である。 漱石も鴎外も新人賞をとらなかった(そんなものはなかった)。太宰治が世に出たのは、友人の檀一雄が金を借りて同人誌をつくってやったからだ。 もっと最近になっても、公募制の新人賞といえば江戸川乱歩賞と新潮新人賞と群像新人文学賞くらいしかなかった時代が相当長い。我々の知る作家の多くは、新人賞を経ずに作家となったのである。 新人賞の数をグラフにしてみると、80年台後半からこれまでとは異なる上昇トレンドが生じているが(『公募ガイド』はこの時期1988年に創刊した)、それとは段違いの〈新人賞爆発〉が2000年代から始まっている。 増えたのは新人賞の数だけではない。せいぜい1つか2つを選ぶだけだった新人賞に対して、ライトノベル系をはじめとして大量の受賞者を生む新人賞が続々登場した。〈新人賞爆発〉の

    文学新人賞の偏差値=この賞をとったらどれだけ本を出せるかをランキングしてみた
    gingger4
    gingger4 2013/11/23
    「作家になる」ことが、端的に言えば、本を出すことだとすれば、少なくない新人賞受賞者は作家にならずに消えていく。三分の1の受賞者は本を出さず、1冊だけの者を含めると、受賞者の45%を占める。
  • いきなり結果を出す→今日書き終えるためのショートショートの書き方マニュアル

    同じ行の修飾語と名詞は、常識的につながるペアとなっている。 1つずつずらして/ランダムに組み合わせた結果を検討していこう。例えば、 ・呼びかける こだま → あたりまえ ・呼びかける 患者 → ちょっとホラー系 ・呼びかける ゴミ → 「ちょっと、おじさん。あたしを捨てたわね!」 筒井康隆のはではでしい失敗のせいか、大抵の小説指南書には「擬人化はやめとけ」とあるが、絶滅危惧種のショートショートの中では顕在である。 地雷臭がぷんぷんするが、ショートショートだから駄作に終わっても次のを書けばよい。 少しでも書けそうな奇想が見つかれば、とにかく書けというから、手順を進めるために先へ進もう。 Step2 因果展開で奇想を世界観に ひとつの出来事であれ行動であれ、それが蔵している可能性を展開していくのには、手塚治虫がやってたプロットの筋トレ 読書猿Classic: between / beyond

    いきなり結果を出す→今日書き終えるためのショートショートの書き方マニュアル
    gingger4
    gingger4 2013/11/17
    ひとつのアイデアから「それは本当は何?」「それからどうなった?」「その前はどうだった?」「その反対は?/似ているのは?」で広げていく
  • これはストーリーをつくるのが苦手な人のために書いた文章です

    生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書) 読書猿Classic: between / beyond readers はオールインワンの総論だったので、各論をもう少し詳しく説明しろ、という話がありました。 今回は、小説だけでなくマンガでも映画でも共通するストーリーをつくることに焦点をあわせて、なるべくわかりやすく説明してみます。 ストーリーは最低3つのパートからできている 当たり前のことからはじめましょう。 世界最初の創作論(『詩学』)を書いたアリストテレスは、ストーリーは〈はじめ〉〈なか〉〈おわり〉の3つでできているといいました。 というのも、ストーリーは、 ・始まったら必ず終わらなくてはならない→〈はじめ〉から〈おわり〉へ ・しかしいくらか続かなくてはならない→ある程度の長さがある=〈なか〉が必要 からです。 ストーリーには変化(落差)が必要 ストーリーには

    これはストーリーをつくるのが苦手な人のために書いた文章です
    gingger4
    gingger4 2013/11/13
    “ストーリーをどう進めたらよいか迷ったら、どうせき止めることができるか(どんな障害・制約を持ってこれるか)を考えるとよい”
  • 原発めぐり「現役官僚」が告発本 官庁では犯人捜しも:朝日新聞デジタル

    【守真弓】「現役キャリア官僚」が小説の形で書いた告発、「原発ホワイトアウト」(講談社)が話題を呼んでいる。電力会社、政治家、省庁の癒着を描いた内容に、菅直人元首相もブログで「私の知ることと共通する点が多い」と反応。発売1カ月で6万5千部と、新人の作品としては異例の売れ行きになっている。 作者の名前は「若杉冽」。偽名だ。公開しているプロフィルは、東大法学部卒で「現在、霞が関の省庁に勤務」するキャリア官僚ということだけ。執筆を知っているのも、家族だけだ。このほど朝日新聞の取材に応じた。 の中では、電力会社が政治献金や選挙支援によって政治家を操ったり、世論を誘導したりする構図が描かれている。小説という形になっているが、モデルがほぼ特定できる登場人物もいる。若杉さんによると、「直接見聞きしたことと、間接的に聞いたことが半々」という。 執筆のきっかけは、昨年末の政権交代。安倍政権になり、「政府、

    gingger4
    gingger4 2013/11/02
    若杉冽『原発ホワイトアウト』
  • 物語は作れたがどんな文章で小説にしていいか分からない人のための覚書

    前回の記事 生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書) 読書猿Classic: between / beyond readers について、物語の作り方はわかった気がするけど、それをいざ小説にしようとすると言葉が出てこない、なんとかしろ、という意見がありました。 実は、小説の文章についても少し書いていたのですが、あまりにも小学生向けでなかったので省きました。参考になる人がいるかもしれないので出してみます。 1 小説の文章は何からできているか? 小説は、文章を通して物語を伝えるものです。 小説の文章は、大きく3つに分けられます。 《場面》、《説明》、《描写》です。 (1)説明とは 《説明》は、物語を大づかみに述べる文章です。細かいところを省略して伝えるので《要約》と呼ばれることもあります。 大づかみなので、少しの文章で、長い時間の物語を伝えることができます。 わず

    物語は作れたがどんな文章で小説にしていいか分からない人のための覚書
    gingger4
    gingger4 2013/10/12
    場面、説明、描写を意識する/なぜ小説に《描写》が不可欠なのかといえば、小説とは、《描写》をフィクションの根拠とする文学であるから
  • 生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書)

    創作論とか小説の書き方みたいなについて言うと、作家やその周辺の人が書いているせいか、かつてはその困難さを前面に掲げて、結果的に創作行為の神秘性を保守する手合が多かった。 近頃は「誰でも書ける」みたいなのも随分増えたけれど、タイトルだけ付け間違えたようなのが多くて、あいかわらず、もったいぶった文士臭さが抜けてない。 探す場所を間違えたのだと考え、はなっから「創作行為の神秘性」なんて受け付けない人たち向けに書かれたものを探した。つまり子供向けである。 学校の課題になったりするせいか、アメリカのものに、手続きだけに注力した実にアッケラカンとしたのが多かった。 ネットでフリーで手に入るものだと、National Novel Writing Month(通称:NaNoWriMo ※)のYoung Writers Program用ワークブックが、ほぼ同じ手続きを小・中・高校生向けの3種類に書き分けて

    生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書)
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