イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」(ISIS)が、米フリーランス・ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏(40)の首を切り落とす残虐な映像をインターネットで流した。米ジャーナリストがイスラム教過激派分子に処刑され、その映像が流されるのは2002年1月、米ウォールストリート・ジャーナルの記者が処刑されて以来12年ぶりのことだ。米国民はこれに激しいショックを受けている。米オバマ政権は「これは露骨なテロ行為だ」と非難、ISIS支配地域への爆撃を続けている。 ISISはフォーリー氏を処刑する前、同氏を釈放する条件として、1)ISIS支配地域への空爆の即時停止と2)身代金1億ユーロ(約1億3200ドル)を米国政府に対して要求していた。米政府はこれを断固拒否。バラク・オバマ米大統領は7月上旬、米特殊部隊を出動させてフォーリー氏の救出を企てたが失敗に終わっていた。ISISは、拘束中の米人ジャー
![米政府はなぜ頑強に身代金支払いを拒否するのか:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)