1)RRR 文句無く完璧な超娯楽大作映画。優れた映画表現テクニックに、動く絵画のような画面創り。泣いた子もニッコニコになるような楽しいミュージカル・シーン。血が沸騰するようなアクション。娯楽の頂点。 2)マッド・ゴッド 表現力と技術力がハリウッドレベルの狂人が自身の頭の中を地獄巡り映画として創り上げた。非常に贅沢なもの。 3)フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 雑誌を映画で表現しているので頭とお尻とセンターにカラーページがあって、後半にはマンガがあるという。 4)哭悲/THE SADNESS 私自身の暴力衝動を見透かされたような恐ろしさ。しかも、それが解き放たれた世界を甘美な地獄として魅せる意地の悪さに脱帽。 5)ノープ 海には『ジョーズ』、陸には『トレマーズ』。そして空には『ノープ』がいる。スノッブなイヤラシさが強めに出たジョーダン・ピール過去作に比べ、