「侍功夫」などと名乗っている通り、カンフー映画は好きな方である。 ブルース・リーやジャッキー・チェン、ジミー・ウォングにリュー・チャーフィーからドニー・イェンまで、もちろん大好きで観ている。 近年はいわゆる「カンフー映画」は減り、犯罪モノにカンフーによる戦いが組み込まれたアクション映画が主流である。もちろんそれら作品も好きなのだが、やはり60〜70年代のザラついた感触の作品の方が好みだ。 その時代。香港では最大大手ショウ・ブラザーズが作品を量産し、ゴールデン・ハーベストが対抗し、台湾ヤクザがロケに来た香港スタッフ、俳優まで含めて丸ごと雇って作品をデッチアゲ、と群雄割拠の様相を呈していた。 玉石混交。「石」と「宝石」が混ざり合ったトンデモない作品数で、しかもカンフー映画に限って言えば「石」でも充分、全く、全然、面白いのだ。 そんな「カンフー映画沼」にハマった私は、とにかく目につくカンフー映画