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ブックマーク / www.gqjapan.jp (4)

  • 『ナポレオン』リドリー・スコット監督が映画を撮り続ける理由

    リドリー・スコット監督。2021年9月10日、第78回ヴェネツィア国際映画祭にて。Vittorio Zunino Celotto/Getty Images キャメロンのように一度に3の作品を手がけ、さらに自身のワイナリーも経営する彼は、どの分野においてもファミリービジネスの長である。いずれも映画制作に携わる“ビジネスパートナー”である3人の子どもたちが、父親のことを『メディア王 〜華麗なる一族〜』に登場するローガン・ロイに喩えたことは一度ではない。 11月22日に28目の長編作品『ナポレオン』が全米で公開されたスコットは、80代にしてこれまでになく多忙を極めている。しかし、1977年の初監督作『デュエリスト/決闘者』が公開されたとき、彼はすでに40歳を迎えていたということは忘れられがちな事実だ。彼の息子ジェイクは、そのことが父親の勤勉さに繋がっていると話す。 「父は始めたのが少し遅すぎ

    『ナポレオン』リドリー・スコット監督が映画を撮り続ける理由
  • 映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』レヴュー──途方もなく規模の大きい映画でありつつ、監督個人が強く反映された作品

    最高のスペクタクル36年ぶりの復活だった『トップガン マーヴェリック』ほどではないにせよ、前作から13年を経ての続篇である。鑑賞前に『アバター』(2009)を観なおしておくに越したことはないが、それが無理でもだいたいのストーリーは、思い出したり知っておいたりしたほうが絶対によい。 元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)が、アバターの姿で、惑星パンドラで生きることを選択してから長い年月が経った。彼とネイティリ(ゾーイ・サルダナ)のあいだには息子ふたりと娘ひとりが生まれ、ほかにも、亡きグレース博士(シガニー・ウィーバー)のアバターが産んだ娘キリと、パンドラの基地に取り残された地球人の少年スパイダー(ジャック・チャンピオン)を、養子に取って育てている。そこへ、前作で死んだはずのクオリッチ(スティーヴン・ラング)が、ジェイクとネイティリへの復讐を胸にアバター(普通のアバターとはちょっと

    映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』レヴュー──途方もなく規模の大きい映画でありつつ、監督個人が強く反映された作品
  • 「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督来日! 最新作『RRR』の魅力を語る

    ──ラージャマウリ監督は、VFXと実写を見事に融合させたスペクタクル感あふれる画面作りと、豪快かつ美しいアクションシーンの演出で特に知られていますが、それだけでなく、主人公が毎回とても魅力的ですね。実在の独立運動の英雄ふたりをゆるやかにモデルとしているこの映画の主人公、ビーム(NTR Jr.)とラーマ(ラーム・チャラン)も、わたしたちを非常に惹きつけます。 ありがとうございます。スペクタクルとキャラクター造形とをわたしは分けて考えてはいないのです。偉大な人物、伝説的スケールを持つ人物を好んで描いていますが、そうした人物に力強い感情を吹きこむことで、映画のスケールも大きくなっていくのだと思います。この主人公ふたりは非常に強大な敵を相手にしながら、決してひるむことがありません。実在の人物を基にしてはいますが、いわば半神のような存在として描きました。そのこともまた『RRR』の壮大なヴィジュアルに

    「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督来日! 最新作『RRR』の魅力を語る
  • 誰も知らなかった名優マーロン・ブランドの心の闇

    EVERYTHING YOU EVER THOUGHT YOU KNEW ABOUT MARLON BRANDO IS A LIE 20世紀の名優マーロン・ブランドの200時間以上にもおよぶ肉声のテープがみつかった。そこに録音されていたのは、憎んだ父への思い、長男の殺人と長女の自殺、そしてハリウッドへの不信がつまった、ブランド自身の言葉だった。その音声をもとに構成されたドキュメンタリー映画の公開にあわせ、UK版『GQ』が知られざるブランドの闇に光を当てる。

    誰も知らなかった名優マーロン・ブランドの心の闇
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