先日、あるアルゼンチンの作家が1960年にブラジル北東部の港町、レシフェに行って、男とヤリまくった回想録を読みました。 当時のレシフェは、ゲイバーやゲイサウナはなかったのですが、街中でいくらでも相手がみつかり、著者が街を歩くと、著者とセックスすることを望む黒人や黒人と白人の混血であるムラートの若者があとをゾロゾロついてきたといいます。 著者が特別、若いイケメンだったわけではありません。それどころか老人だったのですが、外国人で、白人で、金を持っているようにみえたからモテたのではないかと、著者は語っています。 これらの若者は、いわゆる同性愛者ではありません。 フランスの哲学者、ミシェル・フーコーによると、ホモセクシュアル(同性愛者)という言葉は、1890年頃、ヨーロッパのある医学者が医学雑誌ではじめて使った言葉だそうです。 なぜ医学雑誌で使われたかというと、当時は同性愛は病気の一種だとみられて
_Vice Versa: Bisexuality and the Eroticism of Everyday Life_ by M. Garber*1 ものすごく昔に買って、その厚さにうんざりして本棚に放り込んだまま失念し、二年に一度ほど「あ、これそのうち読まなくっちゃね。うふ」などと思って、でもそれはいつでも「そのうち」であって「今」ではないのでまた本棚に放り込み、そのまま失念する、という作業を繰り返してきた本。 研究会があったので渋々読みました。途中まで。 わたくしがまともに読んだのは前半部分のみで、そこは結構興味深い。具体的にバイセクシュアリティがいかに不可視化されてきたのか、バイセクシュアリティが「大流行!」(疫病のごとく*2数十年周期で流行するようです)する時でさえそれがいかにあたかも「バイセクシュアリティ」ではないような捉え方をされていったか、そういう話はなかなかにスリリングだ
東京で日本初のゲイパレード*1が始まった頃、年々パレードの成功が世に知られるにつれて、同性愛とは何の関係もない団体が作り笑顔でビラ撒きにやってくるようになったのがとても気持ち悪かったことを覚えています。変な新興宗教とか、よくわからない政治団体とかが、「同性愛差別は良くないですね。ところで(ここで声が大きくなる)私たちの活動も社会からこんなに誤解されていて大変なんです! さあ、弱者同士で手を取って戦いましょう!」というロジックでニコニコと勧誘してくるのよ。要するに、パレードに集まる同性愛者の人数と勢力を見て「こいつら利用できそう」と思いついたいろんな団体が、「共感」だの「連帯」だのという言葉を振りかざしてハイエナのように群がってきてたんですね。 いっそもっとビジネスライクに「こういう面で力を貸してくれれば、こちらはこのように協力できます」と交渉してくれればいいのに、そうじゃないんですよ。向こ
女性少女愛運動(じょせいしょうじょあいうんどう)は、女性による少女愛(female girllove) を肯定的に訴え、社会的承認を求める運動。主にヨーロッパに存在する。女性少女愛はこの場合、成人女性と未成年少女との恋愛を指す。少女愛レズビアン、レズビアン児童性愛、女性ペドフィリアという呼称も。 [編集] 歴史 この「運動」の発端は60年代の性革命にある。これによって家父長制からの子供の開放、性的統制からの子供の解放、子供の社会的・経済的権力の増大が強調された。なかでも子供の性的自由は、性革命の重要な要素であった。 1970年に『性の政治学』を発表してフェミニズム(ラディカル・フェミニズム)の思想的パイオニアとなったケイト・ミレットも、搾取ならざる世代間恋愛の存在に肯定的であった。ミレットはこの問題がいつのまにか男性主導の「成人男性が子供とセックスする権利」にすり替わっていることを批判し、
このURLのニュース記事は見つかりませんでした。掲載期限が過ぎた可能性があります。 トラックバック トラックバックはありません 180分以内のユーザ投票の多い世界びっくりニュース これのどこが子ネコなんだー!(AP) 米国のシリアル、糖分が半分以上の商品も=消費者団体(ロイター) サメに襲われた飼い犬を救うために海に飛び込んだ!(AP) 無職のドイツ人、大金と宝飾品を拾い届け出る(ロイター) 行方不明の冒険家S・フォセット氏の所持品発見(ロイター) 1300万けたの素数を発見 UCLAの数学者チーム(AP) スイス連邦裁、ジュネーブの禁煙条例に違法判断(ロイター) ガソリンを盗んでいるときにライターをカチッ……ドッカーン!(AP) ランジェリーモデル、お色気で警官を買収しようとして(?)失敗(AP)
6月27日付のエントリで、私は、 「カルチャー・クラブ再結成の件に関しては、今後は事実関係のみを記載するに留めます」 と書きました。 理由は、そのエントリの本文中でも示しているとおり、 私が書いた推測を読んだ人が、それは推測に過ぎないとわかっていながらも、 「~という話を読んだんですけど、それは本当なんですか?」 という形で、ニュース・ソースの所在を示さないまま、他所のブログなりBBSに書き込んでしまうと、それは「デマゴーグの伝播」になってしまうからです。 (ちなみに、この件についてメールをくださった、Brits on TVのシャオさん、本当にありがとうございました。シャオさんからのお言葉に、メチャメチャ励まされました。あえてここで御礼を言わせてもらいます。) で。 私が書いた、件の推測というのは、本文中でも「これは憶測に過ぎない」と断りを入れていたし、事実と憶測と伝聞は全て区別して書いて
こんにちは、みなさま。今日は筒井真樹子さんをお招きして先日行ったチャットを掲載します。筒井さんはもと男性のジェンダークィアとして主にウェブと活字で情報発信を行っておられ、『同性パートナー』(社会批評社)、『トランスジェンダリズム宣言』(社会批評社)の共著書があります。ジェンダーフリーの功罪、あるいはジェンダーフリーの救済は可能かという話題で macska と chiki を含む3人でお話してみました。 macska: こんにちは。今日は筒井真樹子(以下 makiko)さんにゲストとして参加していただいています。わたしとしては、特にジェンフリ関係ではバックラッシュ側の無茶苦茶なデマを否定したり、定義の過ちを指摘するだけでエネルギーを使い果たしてしまって、ポジティヴに何かを主張していくということができなくなってしまった気がします。そういう時に、ブログのコメント欄等で makiko さんがいろい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く