本作は、2011年6月23日に不慮の事故でこの世を去ったポエトリーラッパー「不可思議/wonderboy」の代表曲の1つ「世界征服やめた」に強く影響を受けた北村が脚本を書き下ろし、自らメガホンをとった短編映画。 不可思議/wonderboy独特な言葉のセンスとパフォーマンスで注目を浴びた「不可思議/wonderboy」は、11年に日本を代表する詩人・谷川俊太郎と共演し、本人許諾で「生きる」を音源化。しかし、1stアルバムを発表後に不慮の事故に遭い、24歳で死去した。 北村は、「学生時代の僕は、正直絶望していた。自分にとって未来が光あるものに思えなかった。そんな中出会ったのが、ポエトリーリーディングという音楽ジャンル。中でも不可思議/wonderboyさんでした」とその出会いを振り返る。 そして、「不可思議/wonderboy さんを知った頃には、彼はもう亡くなっていました。悲しかったんです