1 「テレビゲームと暴力」問題の過去, 現在, 未来 ―社会心理学における研究の動向― 坂元 章 1.はじめに 1983 年に,任天堂から「ファミリーコンピュータ」 が発売されて以来,家庭用テレビゲームは,日本の家 庭に急速に普及し,子どもの生活において大きな部分 を占めるようになった.最近は売り上げの伸びがやや 鈍っているものの,2001 年度の統計では,国内だけで, 1380 万台のテレビゲームのハードウェアと,6880 万本 のソフトウェアが販売され,市場規模は,ハードウェ アでは 2797 億円,ソフトウェアでは 4096 億円に達し ている(電通総研 2003).現在では,ほとんどすべて の日本の小学生が自分用のテレビゲーム機を持ってお り (コンピュータエンタテインメントソフトウェア協 会, 2002),小学生男子は,平日には1日に平均して 1.67 時間,土曜日と日曜日には
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く